栃木県矢板市中の長峰公園で5千株のツツジが見頃を迎え、新緑が芽吹く丘陵を鮮やかに染め上げている。
市などによると、園内はクルメツツジやヒラドツツジなど20種が群生する。6割を占めるヤマツツジは30日現在満開。今後開花する株もあり5月半ばまで楽しめるという。10日まではライトアップ(午後6〜9時)も行っている。
小雨がちらついた30日は、濃淡のあるピンクや赤、紫色の花がしっとりと咲く中、来園者たちはカメラを手に散策を楽しんでいた。
親子で訪れた市貝町赤羽、無職高橋俊雄(たかはしとしお)さん(83)は「見事な咲きぶり。雨にぬれた花は一層鮮やかに感じる」と見入っていた。