栃木駅で初の「街かどピアノマラソン」 県内外14人がリレー演奏で通行人を魅了

栃木駅構内で初めて開かれた「ピアノマラソン」

 【栃木】栃木駅で4月28日、駅構内に設置されたストリートピアノをリレー形式で演奏するイベント「栃木駅街かどピアノマラソン」が初めて行われた。県内外から14人が参加し、次々と音色を響かせて通行人を楽しませた。

 音楽へ触れる機会をつくるため市が2022年5月、旧藤岡第二中で約20年間使われたグランドピアノを活用し設置した。イベントは約2年ぶり。今回は市観光交流館「蔵なび」の来館者10万人達成記念企画の一環で、市と同館が連携して開催した。

 演奏には10歳未満~40代の14人が参加。1人約10分の持ち時間で、春にちなんだJーPOPの人気曲をアレンジした春メドレーや、クラシックなどを披露した。駅の利用客らは足を止め、笑みを浮かべて聴き入っていた。

 演奏した茨城県石岡市国府、教員谷島直子(やじまなおこ)さん(43)は「駅が吹き抜けになっているので音がとても良く響いて楽しかった」と満足そうだった。

© 株式会社下野新聞社