【電子号外】白鴎足利7年ぶり春V 終盤に逆転、宇商破る 春季県高校野球

 第77回春季県高校野球大会兼第76回春季関東地区大会県予選最終日は4日、宇都宮市の清原球場で決勝が行われ、白鴎大足利が5-3で宇都宮商を下し、7年ぶり2度目の頂点に立った。

 白鴎大足利は3点を追う三回、杉山歩夢(すぎやまあゆむ)の中前適時打で1点を返すと、七回2死満塁の場面で、相手のけん制悪送球の間に2人が生還し、試合を振り出しに戻した。八回には小野寺応助(おのでらおうすけ)の右前適時打などで2点を勝ち越した。投げては3投手による継投で宇都宮商を振り切った。

 宇都宮商は二回2死二、三塁から山崎翔大(やまざきしょうた)が中越え適時三塁打を放って2点を先制。三回にも野中玲臣(のなかれお)の中前適時打で1点を追加するなど、中盤までは試合を優位に進めたが、終盤に力尽きて34年ぶり6度目の優勝とはならなかった。

 両校は18日から、群馬県で開かれる関東大会に本県代表として出場。白鴎大足利は18日午後3時半から、前橋市の上毛新聞敷島球場で群馬2位と、宇都宮商は19日午後0時半から、同球場で群馬1位と対戦する。

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