「全国ランニング大会100撰」に栃木県から3大会 おもてなしや競技性 ランナー高評価

2023年5月に開かれた鹿沼さつきマラソン

 2023年に国内で開催されたマラソン大会から、ランナーの評価を基に選ぶ「全国ランニング大会100撰」がこのほど発表された。本県からは鹿沼さつきマラソン、大田原マラソン、はが路ふれあいマラソンの3大会が選出された。

 全国ランニング大会100撰は1997年開催の大会を対象に始まり、現在は市民参加型スポーツの普及・振興に取り組むアールビーズスポーツ財団(東京都渋谷区)が選出している。

 今回は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの発表となった。約1300の大会を対象に、ランニングポータルサイト「RUNNET(ランネット)」で各大会の参加者がコース設定やスタッフの対応などを採点し、「おすすめポイント」も選択。点数や投稿を基に、ランナーのことを第一に考えた大会運営や大会の個性、応援の盛り上がりなどを総合的に評価したという。

 鹿沼さつきマラソンは2キロからハーフまでの5コースがあり、「友達・同僚と楽しめる」「家族で楽しめる」がおすすめポイントの上位に挙がった。選出は22回目。

 大田原マラソンは17回連続20回目の選出。マラソンの部は4時間の制限時間が設けられ、好タイムを目指す「シリアスランナー向き」や「記録が狙える」に多くの票が集まった。

 芳賀郡市1市4町を駆け抜けるはが路ふれあいマラソンは、イチゴなどを提供するエイドステーションが人気。おもてなしや地元色が高く評価され、7回目の選出となった。

2023年11月に開かれた大田原マラソン
はが路ふれあいマラソン(2019年)

© 株式会社下野新聞社