栃木の高校生グループがカフェマップ作製 おいしいコーヒー、インスタ映え…駅から行きやすい9店舗紹介

「栃木ガイドマップ~カフェ編~」を手にする「とちぎ高校生蔵部」のメンバー

 【栃木】高校生のまちづくりグループ「とちぎ高校生蔵部」はこのほど、市中心部のカフェを紹介するマップ「栃木ガイドマップ~カフェ編~」を6千部作製した。味の紹介だけでなく、「インスタ映え間違いなし」など高校生らしい視点から選ばれた9店舗を掲載。栃木駅北口の市観光交流館「蔵なび」や市役所本庁舎1階総合受け付けなど市内約30カ所で配布している。

 蔵部は学校の枠組みを越えて地域活性化に取り組もうと市内の高校生を中心として2014年に結成し、現在は14人で活動している。昨年作製した市内のラーメン店を紹介するマップが好評だったため、今回は高校生の中でもはやっているというカフェを取り上げた。

 駅を利用する高校生が多いことから、栃木駅北口からも行きやすい蔵の街大通り付近にある9店舗を選定。昨年10月から取材し、写真撮影や文章を書いて今年2月末に完成させた。作製には印刷会社「しるし工房」(薗部町2丁目)や栃木女子高美術部も協力した。

 マップはA4判の四つ折りで店の外観写真やおすすめ商品、学割の内容などを紹介している。「まろやかな酸味のあるコーヒーと、濃厚なミルクを感じるアイスクリームが絶品」「インスタ映え間違いなし」など部員が感じたポイントも記載した。

 部長の3年永田汐璃(ながたしおり)さん(17)は「店によって雰囲気が違って新しい発見になった。手に取ってカフェ巡りを楽しんでほしい」と話している。

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