シンボルの天然記念物・大フジを学ぶ 宇都宮の姿川第一小で「フジ集会」

フジの特性を学ぶクイズに挑戦する児童たち

 【宇都宮】市天然記念物の大フジがシンボルの姿川第一小でこのほど、恒例の「フジ集会」が開かれ、6年生約120人がフジの特性などについて理解を深めた。

 同校には樹齢190年を超えるフジが校庭にあり、地域の人や保護者らが「フジ愛護会」をつくって、手入れをしている。

 フジ集会は開花の時季に開いており、今年は雨のため、体育館で実施。地域の人に教わりながら「フジが元気に育つには水と何が必要?」や「フジの葉を食べるのが大好きな虫は?」といったクイズに挑んだ。

 6年生以外の児童も、フジ色の洋服を身に着けて登校。昼には古代米のご飯やブドウゼリーなどフジ色にちなんだ食材の給食を味わった。

 6年武田実果(たけだみか)さん(11)は「クイズは難しかったけれど、知らないことがたくさん知れた」、同佐藤萌々子(さとうももこ)さん(11)は「学校の自慢のシンボル。これからもみんなで大切にしたい」と話した。

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