矢板で「元陽会」栃木支部展 文化スポーツ複合施設 “こけら落とし” 7人が42点出品

会員の力作が並ぶ会場

 【矢板】絵画の全国公募団体「元陽会」の5年ぶりの栃木支部展が8日、末広町の市文化スポーツ複合施設・ホワイエで始まった。13日まで。

 同支部に所属する市内や大田原市、那須町の会員7人が近作を中心に油彩、パステル、日本画、切り絵など2~100号の42点を出品。半数以上が新メンバーで、高原山の自然や欧州の町並みなど各自が探究するテーマに沿って創作した作品が並ぶ。

 チェコのプラハ城を色鮮やかに描いた油彩画、JR西那須野駅を独自の視点で切り取った日本画はいずれも元陽展入賞作品。月下の桜を叙情豊かに表現した切り絵も目を引く。堀田常央(ほったつねお)支部長は「自然体であるがままに感じてほしい」と話している。

 11、12日には愛好家の絵画・書道展示やダンスイベントも開催され、同支部展と合わせて4月1日に開所した同施設の“こけら落とし”のイベントとなる。

 (問)同施設0287.46.5283。

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