9日の栃木県内は上空の強い寒気の影響を受け、山間部で雪が降った。那須町湯本の那須岳(茶臼岳)では約5センチの積雪が確認された。
宇都宮地方気象台によると、低気圧の通過に伴い、この時期としては強い寒気が流れ込み、那須岳や奥日光の男体山で積雪した。
「那須ロープウェイ」山麓駅周辺は8日夜から9日朝にかけて雪が降り、除雪のためロープウエーの営業運行が30分遅れた。運行会社の小林博之(こばやしひろゆき)さん(38)は「山麓駅まで積雪するのは例年、4月上旬まで。5月に降るのは珍しい」と話している。
同町湯本、自営業木村昌孝(きむらよしたか)さん(49)は「ゴールデンウイーク中は那須でも半袖でいられたのに寒い。まるで別世界」と驚いていた。