「紙のプール」に歓声 宇都宮の南図書館、子どもフェスにぎわう

新聞紙のプールで遊ぶ子どもたち

 【宇都宮】こどもの日の5日、市南図書館で「第12回南としょかん子どもフェスティバル」が開かれ、家族連れでにぎわった。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で5年ぶりの開催。今回初めて、未就学児を対象の中心としてイベントを企画した。

 読み聞かせでは、0歳児、1.2歳児の時間帯を設定。動物が次々登場する絵本「でてこいでてこい」などが朗読され、親子は思い思いに楽しんでいた。新聞紙ランドには3カ月分の新聞紙をちぎった紙のプールが用意された。子どもたちは歓声を上げながら、紙の中に飛び込んだり、投げ合ったりしていた。

 このほか、未就学児向けのパズル作りやヨーヨーすくい、消防車の展示など多彩なブースが並んだ。2人の子どもと訪れた戸祭1丁目、主婦稲田知恵(いなだちえ)さん(36)は「子どもが汗だくになって楽しんでいたので、連れてきて良かった」。息子の玲男(れお)ちゃん(5)は「新聞紙がいっぱいあって、投げるのが楽しかった」と笑顔を見せた。

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