那須烏山に「いちごの学校」が開校 あすから摘み取り体験を開始

真っ赤に色づいた果実が並ぶ教室

 【那須烏山】人工光を使い室内で栽培したイチゴの摘み取り体験ができる向田(むかだ)の植物工場「いちごの学校」が11日、“開校”する。

 同工場は水と液体肥料(培養液)で育てる水耕栽培を見学でき、栽培されたイチゴを摘み取れる。千葉大内で植物工場研究を行う「ハンモ」と市観光協会が旧向田小校舎で昨年開いた。

 今季のオープンを目前に控えた9日、同校3階の教室では、種子繁殖型品種「よつぼし」の真っ赤に色づいた果実が人工光に照らされて輝き、同社の嶋村茂治(しまむらしげはる)社長(52)が生育状況を確かめた。

 嶋村社長は「完熟まで育ったイチゴが味わえる。9月ごろに『とちひめ』を出せると思うので楽しみにしてほしい」と話した。

 摘み取り体験ができるのは11月末までの毎週土、日曜で、いちごの学校ホームページからの事前予約が必要。入場料は大人1100円、子ども550円で、1人3粒のイチゴを摘み取れる。

© 株式会社下野新聞社