勉強計画を立てるコツ

計画を立てるときには、○時から○時まで国語、○時から○時までは算数といったように、単純に時間と教科で区切るだけではなく、「漢字の書きとり10問」「算数の計算10問」などといったように、その時間内にやれる内容を具体的に書きましょう。宿題を必ずやらせるためには、親が子どもの宿題をしっかりと把握する必要があります。

その日の予定が全部終われば、その日の勉強は終わりです。

帰宅したら、「まず宿題をさせてから遊びに行かせる」と決めているご家庭もあるかと思います。でも、宿題が終わってから出かけると、友だちが楽しく遊んでいるところへ遅れて参加することになりかねません。それでは子どもも不満が募り、「早く終わらせよう」と勉強が雑になることも考えられます。

そんなことになるくらいなら、帰宅したらすぐに遊びに行かせてもいいと思います。中学受験塾に行くようになったら忙しくなりますので、それまでは友だちと思いっきり遊ばせてあげましょう。そして、子どもが遊びから帰ってきたら、夕食までの時間にやること、夕食後にやることなどを計画通りにやらせてください。

中学受験塾に行く場合には、小学校と塾の宿題、テスト範囲などをどちらもチェックして、無理のない計画を立ててください。塾の宿題は前日に慌ててやらなくてもいいように、数日間に分けてやる計画を立て、予備日も設けておくと安心です。

わが家では中学受験が終わるまで、私が子どもたち全員の勉強の計画を立てていました。中学に入学してからは、自分で計画を立てる子どももいれば、引き続き私が中学以降もサポートする子どももいました。子どもの性格にもよりますから、小学校高学年以降に、子どもが「自分で計画を立てる!」と言って、しっかりとできているようなら子どもに任せてもいいと思います。その場合も、計画通りに勉強して、ちゃんと点数がとれているか、チェックするのを忘れないようにしましょう。