現地２月７日に開催されたDFBポカールのラウンド16で、鎌田大地と長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトが、２部のダルムシュタットとホームで対戦。４－２で逆転勝利を収めた。

　この試合で、ダブルボランチの一角で先発した鎌田は２－２で迎えた62分、FWランダル・コロ・ミュアニがヘッドで落としたボールを、ペナルティエリアの外から、右足のアウトサイドキックで捉え、鮮やかにミドルシュートを叩き込んでみせた。

　今シーズン13点目となるゴラッソを叩き込んだ日本代表MFに注目したのが、英メディア『HITC』だ。「トッテナムは得点力のあるカマダ、新しいファン・デル・ファールトを見つけた」と題した記事を掲載。クラブOBの元オランダ代表MFを引き合いに出し、トッテナムへ獲得を推奨している。

「バルセロナが追求している。マンチェスター・ユナイテッドもだ。しかし、ソン・フンミンの一貫性のなさと、リシャリソンの適応の遅さが厳しい光を当て、ハリー・ケインの不朽の輝きに過度の依存にいるトッテナムが、カマダの加入から最も多くを得るクラブのように感じている」 
 

　同メディアは、鎌田のゴール数が「（トッテナムの）アントニオ・コンテ監督が使えるすべてのMFを合わせた数よりも多い」と指摘。こう続けている。

「ピエール＝エミル・ホイビュアとロドリゴ・ベンタンクールは今シーズン、どちらもクラブキャリアの中で最も充実した時間を楽しんでいる。しかし、カマダは若き日のデリ・アリか全盛期のラファエル・ファン・デル・ファールト以来、スパーズにはいなかった選手だ」   

　さらに「カマダのチャンスを創り出す方法は、若い頃のフランク・ランパードの色合いがある。トーマス・ミュラーにさえ似ているかもしれない。彼は最も速いわけでも、最も強いわけでもない。しかし、ルーズボールがペナルティエリア内に落ちたとき、空腹のジャック・ラッセル・テリア（小型犬）よりも速い」とその動きを賞賛している。

　今シーズンいっぱいでフランクフルトとの契約が満了となる鎌田。以前から囁かれているトッテナム行きは実現するのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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