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欧州王者リバプール相手にも感じ取れた確かな進化。伊東純也は代表右サイドのファーストチョイスとなれるか?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2019年11月14日

CLで磨きをかけたクロスでモンゴル戦では3アシストをマーク!

キルギス戦で先発が予想される伊東。果たして森保監督へのアピールは叶うだろうか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 2022年カタール・ワールドカップ2次予選、4連勝のかかるキルギス戦(ビシュケク)が14日に迫った。今回は堂安律(PSV)と久保建英(マジョルカ)という若きアタッカー2人がU-22日本代表の活動に専念。右サイドアタッカーの陣容がやや手薄になっている。そこで、一気に期待が高まるのが、伊東純也(ヘンク)だ。

 今回のメンバーには、1年半前の2018年ロシア・ワールドカップでこの位置を担った原口元気(ハノーファー)、所属先で右サイドもこなす南野拓実(ザルツブルク)もいるが、今季の欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)で高度な経験を積み重ねる本職右サイドの優位性はやはり高い。スタメン出場が確実視される今回は、異彩を放った10月のモンゴル戦(埼玉)を超えるインパクトを残す必要がある。それが、代表レギュラー獲得への一番の近道だからだ。


「ホームでやった時はずっと自分たちのペースでできましたけど、今回は完全アウェー。グランドもありますし、相手も勢いに乗ってできるので、タジキスタン戦みたいに難しくなると思いますけど、前半で1点取れれば有利になる。ゼロで行きながら先制点を取ることが大事ですね」と伊東は理想のゲームプランを描きつつ、ピッチに立つつもりだ。

 10月シリーズ以降は所属のヘンクで7試合に出場。欧州王者・リバプールとの2度の対戦を含め、その活躍度は堂安や久保をはるかに上回るものがあった。あまりの超過密日程に「ここまで試合が多い状況は今までなかった」と吐露したこともあった。それでも、ひとたびピッチに立てば、攻守両面の献身性とハードワークを取り戻す。そして矢のように右サイドを突き進み、次々と精度の高いクロスを上げる。その切れ味鋭いパフォーマンスは現地ベルギーでも高く評価されていて、代表レギュラーを勝ち取れるだけの資格は十分にあると見ていい。

「リバプールと戦って、サイドではスピードと突破の部分で通用したところもありました」と、伊東は欧州王者を相手に自身の確かな進化を感じ取ったという。多様性を増したクロスも「いろいろ工夫はしてます。ウチは前に2枚ヘディングが強いFWを置いて、サイドにスペースがあったら早めにクロスを入れていく戦術なので、なるべくそれに合わせてやってます」と試行錯誤を繰り返しながら、自分の形を体得しつつあるようだ。実際、ベルギー1部ではアシストランクトップ争いを繰り広げるほどチャンスメーク力を研ぎ澄ませている。モンゴル戦でもその勢いを持ち込み、3アシストを記録。そちらの活躍度は文句なしと言ってもいいかもしれない。
 
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