[写真]=Getty Images
去就が注目されているタイ代表の西野朗監督に関して、タイサッカー協会は現在日本に帰国中の西野監督が今月20日にタイに戻る予定であることを公表した。
先月、2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選でのタイの敗退が決定すると、タイ国内ではA代表とUー23代表の指揮官を兼任する西野監督の去就が注目されてきた。先月28日にはタイの大手メディア『サイアムスポーツ』が解任が決定的であることを報じたが、その後、タイサッカー協会はまだ今後について決定を下していないと報じるタイメディアもあった。
そんななか、7月5日にはタイ代表のコーチ陣がタイサッカー協会を訪問し、先月にUAEで集中開催されたワールドカップ予選について報告。国内合宿時に新型コロナウイルスのクラスターが発生したことによって生じた隔離期間が、コンディション面や戦術の落とし込みに影響したことなどが報告された。
代表コーチ陣からの報告を受けたタイサッカー協会は、改めて今月下旬に西野監督を交えて総括を行ったのちに、今後について決定を下すことを表明。西野監督が今月20日にタイに戻る予定であることも明らかにされた。
現在、タイサッカー協会と西野監督の契約は来年1月まで結ばれている。タイは今年10月にAFC Uー23選手権2022の予選、12月にA代表の東南アジア選手権(AFFスズキカップ)と重要な大会を控えており、体制の決定が急がれる状況だ。
文=本多辰成