今季のマルコス・アロンソは負傷の影響もあって出番が限られている [写真]=Icon Sport via Getty Images
バルセロナに所属している元スペイン代表DFマルコス・アロンソが、今シーズン限りでクラブを離れることとなりそうだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が4月1日に報じている。
M・アロンソは2022年夏にフリートランスファーでバルセロナへ加わった。当時のチームにはスペイン代表DFアレハンドロ・バルデだけでなく、元同代表DFジョルディ・アルバ(現:インテル・マイアミ)も所属していたこともあり、本職の左SBでの出場機会は限定的に。だが、左利きのセンターバックが不足していたこともあって、同ポジションで新境地を開拓。途中からの出場も少なくはなかったものの、最終的には公式戦通算37試合の出場で3ゴールを記録した。
だが、“ブラウグラナ”のユニフォームを身に纏って2年目の今季は、スペイン代表DFイニゴ・マルティネスの加入や、シーズン途中からは同DFパウ・クバルシが台頭したこともあって出場機会が激減。慢性的な腰のケガに悩まされ、手術に踏み切ったことも影響し、現在は公式戦わずか7試合の出場にとどまっている。フル出場したのは昨年8月に行われたラ・リーガ第3節のビジャレアル戦(○4-3)のみだ。
このような状況を受けて、バルセロナは今季限りで契約満了を迎えるM・アロンソと、新契約を結ぶつもりはないという。現行契約には1年間の延長オプションが付随しているが、現時点ではそちらも行使しない見込みだ。バルセロナはM・アロンソに最大限のリスペクトを示しているものの、既に決断は下されており、バルセロナでの3年目を迎えることはないと見られる。
現在33歳のM・アロンソは、レアル・マドリードのカンテラ(育成組織)出身だが、トップチームでの公式戦出場機会はわずかに1試合のみだった。その後はスペインを離れ、ボルトン、フィオレンティーナ、サンダーランドなどで活躍。2016年夏に完全移籍加入したチェルシーでは、初年度から左ウイングバックの主力としてプレミアリーグ制覇に貢献した。最終的に“ブルーズ”では、チャンピオンズリーグやFIFAクラブワールドカップなど計6つものタイトル獲得を経験していた。
果たして、M・アロンソとバルセロナの物語は今季限りで終焉を迎えるのか。今後の動向に注目だ。
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By サッカーキング編集部
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