歴代1位は松井秀喜の175本塁打
メジャーリーグの2023年レギュラーシーズンが終了した。エンゼルスの大谷翔平は打率.304、44本塁打、95打点で日本人メジャーリーガー初の本塁打王を獲得。投げては23試合登板で10勝5敗、防御率3.14をマークし、ベーブ・ルースでも成し遂げられなかった、史上初の2年連続「2桁勝利&2桁本塁打」を達成した。
広島からカブスに移籍して2年目の鈴木誠也は、打率.285、20本塁打、74打点と1年目を上回る成績。オリックスからレッドソックスに移籍した吉田正尚は打率.289、15本塁打、72打点と1年目から好成績を残した。
メジャー挑戦した日本人選手は投手の方が多く、野手でもイチローや松井稼頭央のようなアベレージヒッターの方が活躍している。パワーで劣る日本人がメジャーで本塁打を量産するのは並大抵のことではない。日本人メジャーリーガーの通算本塁打ランキングが下の表だ。
歴代1位は松井秀喜の175本塁打。2003年からヤンキースでプレーし、メジャー2年目の2004年には31本塁打を放った。2021年に大谷が46本塁打を放つまでは日本人のシーズン最多記録だった。
その後も2005、2007、2009、2010年にも20本塁打以上をマーク。レイズに移籍した2012年に引退するまで日米通算507本塁打を放った。
今季中に1位に躍り出るかと思われた大谷だが、ケガのため9月4日以降は欠場。通算171本塁打で日本人最多記録更新はお預けとなった。トミージョン手術を受けて2024年は野手に専念する見込み。順調にいけば、2024年シーズン早々に松井の最多記録を更新するだろう。
ちなみに日本ハム時代は48本塁打を放っており、日米通算では219本塁打。今後どこまで記録を伸ばすのか、楽しみは尽きない。
3位が117本塁打のイチロー。2001年から2019年までMLB19年で通算3089安打など輝かしい実績を残した。本塁打はオリックス時代に118本を放っており、日米通算では235本塁打を記録している。