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大谷翔平が挑む104年前のベーブ・ルースの偉業、2人の年度別成績を比較

2022 7/19 06:00SPAIA編集部
大谷翔平とベーブ・ルース,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

今季すでに9勝&19本塁打の大谷

前半戦を終了したメジャーリーグで、エンゼルスの大谷翔平が偉業に迫っている。あのベーブ・ルース以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打。世界のトップレベルで戦うメジャーリーガーでさえ誰も成し遂げられなかった大記録に、日本選手が到達する瞬間はもうすぐだ。

大谷はメジャー5年目の今季、打者としては19本塁打、56打点、打率.258、投手としては9勝4敗、防御率2.38をマーク。チームの苦境を救う「連敗ストッパー」としての活躍で、日本だけでなくアメリカのファンも魅了している。

「二刀流」の凄さを改めて知るために、年度別の投打成績を一覧表にしてみた。

大谷翔平の年度別成績


日本ハムでは2桁勝利&2桁本塁打を2度達成

今となっては遠い昔のように感じるが、花巻東高からドラフト1位で日本ハムに入団し、2013年のルーキーイヤーからいきなり打者として3本塁打、投手として3勝を挙げた。

2年目の2014年には、早くも10本塁打を放ち、11勝をマーク。日本球界では史上初の2桁勝利&2桁本塁打をあっさりとやってのけた。

2015年は打者としては5本塁打に終わったが、投手としては15勝、防御率2.24、勝率.750で最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠。当時高卒3年目の21歳だった。

2016年は日本では自己最多の22本塁打を放ち、投手としても10勝。2度目の2桁勝利&2桁本塁打をマークしている。2017年はケガもあって不本意な成績だったが、NPB通算42勝&48本塁打の実績を引っ提げ、同年オフにポスティングシステムでエンゼルスに移籍した。

当初、メジャーでは「二刀流」に懐疑的な見方が多かった。1年目の2018年は22本塁打を放ったが、投手としては4勝どまり。10月にトミー・ジョン手術を受けた。

翌2019年は「二刀流」を封印して打者に専念。6月に日本人初のサイクル安打を記録するなど18本塁打、62打点、打率.286の成績を残した。

新型コロナウィルスの感染拡大で開幕が7月となった2020年、大谷は投手としてマウンドに立ったものの本来の姿には程遠く、投手としてはわずか2試合の登板に終わった。打者としても打率.190、7本塁打にとどまった。

2021年の大活躍はご記憶の方も多いだろう。打者として46本塁打、100打点、投手として9勝をマーク。オールスターのホームランダービーにも出場し、全米を大フィーバーに巻き込んだ。「二刀流」を完全に認めさせたシーズンとなった。

1918年に13勝&11本塁打をマークしたルース

一方、ベーブ・ルースの年度別成績も振り返ってみたい。

ベーブ・ルースの年度別成績


ルースがMLB通算714本塁打を放ったことはよく知られているが、100年経った今ではシーズンごとの成績を見ることも少ない。

メジャーデビューはレッドソックス時代の1914年。翌1915年には左腕投手として18勝、打者としても4本塁打をマークした。当時20歳だった。

1917年頃までは投手として起用されることが多く、本塁打数は1桁だったが、打者としての起用が増えた1918年、現在でも唯一無二の大偉業、2桁勝利&2桁本塁打を記録する。打っては打率.300、11本塁打、66打点、投げては13勝7敗、防御率2.22をマーク。ワールドシリーズでも活躍し、世界一に輝いた。

翌1919年以降は投手としての出番が減少。ヤンキースに移籍した1920年からは、ほぼ打者に専念し、本塁打を量産していく。1935年に引退するまで本塁打王に輝くこと12回。大打者として名を馳せたが、投手としても通算94勝を挙げている。

ルースもまさか100年後に自らの記録が脚光を浴びるとは思っていなかっただろう。大谷が10勝目を挙げた時、どんな言葉を発するだろうか。そして、その姿をルースは天国からどんな風に見ているだろうか。

1世紀を経て交わる2人の英雄の野球人生。決して歴史的瞬間を見逃してはならない。

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