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プロ野球セ・パ交流戦の通算成績、年度別優勝チームとMVP

2023 4/17 06:00SPAIA編集部
ロッテの佐々木朗希とヤクルトの村上宗隆,ⒸSPAIA
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5月30日から交流戦

2023年のプロ野球セ・パ交流戦は5月30日から6月18日まで各チーム18試合ずつが組まれている。今年は第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)で世界一に貢献したロッテ佐々木朗希とヤクルト村上宗隆の対決など楽しみは尽きない。

シーズン開幕ダッシュに成功した球団も逆に出遅れた球団も交流戦で流れが変わる可能性は十分にある。実際、昨季セ・リーグを制したヤクルトは4月終了時点で3位ともうひとつ波に乗れていなかったが、交流戦でソフトバンクと西武に3連勝するなど14勝4敗で優勝して勢いに乗り、リーグ連覇を果たした。

長年、パ・リーグ優勢が続いていたものの、巨人・原辰徳監督がセ・リーグのDH制導入を訴えるなど、打倒パ・リーグへの危機意識が浸透したのか、2021年から2年連続でセ・リーグが勝ち越し。2005年から2022年までの通算成績は、パ・リーグの通算1199勝1070敗71分けで貯金129となっている。

なお、今年もパ・リーグ球団の主催試合のみDH制を採用。勝率1位のチームには「交流戦優勝球団」として賞金3000万円(2球団以上が並んだ場合は勝数などで決定)、MVPには賞金200万円が贈られる。年度別の勝敗と優勝チーム、MVPは下の表の通り。

セ・パ交流戦年度別勝敗とMVP

2022年:セ・リーグの55勝53敗

14勝4敗のヤクルトが2018年以来2度目の優勝を飾った。MVPは交流戦開幕日にサヨナラ本塁打、優勝を決めた最終戦前日に逆転満塁本塁打を放つなど18試合で打率.351、6本塁打、13打点をマークした村上宗隆(ヤクルト)が受賞。優秀選手賞(日本生命賞)はセが大山悠輔(阪神)、パが杉本裕太郎(オリックス)だった。

2022年セ・パ交流戦順位表

2021年:セ・リーグの49勝48敗11分け

12勝5敗1分けのオリックスが2010年以来2回目の優勝を飾った。MVPは期間中3試合に登板して3勝0敗 防御率1.23、22イニングで33奪三振数をマークした山本由伸(オリックス)が受賞。優秀選手賞(日本生命賞)はセがダヤン・ビシエド(中日)、パが伊藤大海(日本ハム)だった。

2021年セ・パ交流戦順位表

2019年:パ・リーグの58勝46敗4分け

11勝5敗2分けのソフトバンクが8回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.348、7本塁打をマークした松田宣浩(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞(日本生命賞)はセが柳裕也(中日)、パが鈴木大地(ロッテ)だった。

2019年セ・パ交流戦順位表

2018年:パ・リーグの59勝48敗1分け

ヤクルトが12勝6勝で初優勝を飾った。MVPは期間中の打率.397、3本塁打をマークした吉田正尚(オリックス)が受賞。優秀選手賞はセが石山泰稚(ヤクルト)、パが石川歩(ロッテ)だった。

2018年セ・パ交流戦順位表

2017年:パ・リーグの56勝51敗1分け

ソフトバンクが12勝6勝で7回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.338、7本塁打をマークした柳田悠岐(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが丸佳浩(広島)、パが松本剛(日本ハム)だった。

2017年セ・パ交流戦順位表

2016年:パ・リーグの60勝47敗1分け

ソフトバンクが13勝4敗1分けで6回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.415、5本塁打をマークした城所龍磨(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが鈴木誠也(広島)、パが大谷翔平(日本ハム)だった。

2016年セ・パ交流戦順位表

2015年:パ・リーグの61勝44敗3分け

12勝6敗でソフトバンクが5回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.429、5本塁打をマークした柳田悠岐(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが畠山和洋(ヤクルト)、パが菊池雄星(西武)だった。

2015年セ・パ交流戦順位表

2014年:パ・リーグの71勝70敗3分け

巨人が16勝8敗で2回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.356、3本塁打をマークした亀井善行(巨人)が受賞。優秀選手賞はセが山田哲人(ヤクルト)、パが則本昂大(楽天)だった。

2014年セ・パ交流戦順位表

2013年:パ・リーグの80勝60敗4分け

ソフトバンクが15勝8敗1分けで4回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.418、18打点をマークした長谷川勇也(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが能見篤史(阪神)、パが田中将大(楽天)だった。

2013年セ・パ交流戦順位表

2012年:パ・リーグの67勝66敗11分け

巨人が17勝7敗で初優勝を飾った。MVPは期間中に4勝、防御率1.29をマークした内海哲也(巨人)が受賞。優秀選手賞はセが杉内俊哉(巨人)、パが吉川光夫(日本ハム)だった。

2012年セ・パ交流戦順位表

2011年:パ・リーグの78勝57敗9分け

ソフトバンクが18勝4敗2分けで3回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.326、4本塁打をマークした内川聖一(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが内海哲也(巨人)、パが坂口智隆(オリックス)だった。

2011年セ・パ交流戦順位表

2010年:パ・リーグの81勝59敗4分け

オリックスが16勝8敗で初優勝を飾った。MVPは期間中の得点圏打率.588、24打点をマークしたT-岡田(オリックス)が受賞。優秀選手賞はセが阿部慎之助(巨人)、パが和田毅(ソフトバンク)だった。

2010年セ・パ交流戦順位表

2009年:セ・リーグの70勝67敗7分け

セ・リーグが初めて勝ち越した2009年。優勝は18勝5敗1分けのソフトバンク(2回目)だった。MVPは期間中に3勝、防御率1.23をマークした杉内俊哉(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセがトニ・ブランコ(中日)、パがダルビッシュ有(日本ハム)だった。

2009年セ・パ交流戦順位表

2008年:パ・リーグの73勝71敗

ソフトバンクが15勝9敗で初優勝を飾った。MVPは川﨑宗則(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが金本知憲(阪神)、パが岩隈久志(楽天)だった。

2008年セ・パ交流戦順位表

2007年:パ・リーグの74勝66敗4分け

日本ハムが18勝5敗1分けで初優勝を飾った。MVPはライアン・グリン(日本ハム)が受賞。優秀選手賞はセが高橋尚成(巨人)、パがサブロー(ロッテ)だった。

2007年セ・パ交流戦順位表

2006年:パ・リーグの108勝107敗1分け

この年まで各球団36試合が組まれており、ロッテが23勝13敗で連覇した。MVPは小林雅英(ロッテ)が受賞。優秀選手賞はセが佐藤充(中日)、パが松中信彦(ソフトバンク)だった。

2006年セ・パ交流戦順位表

2005年:パ・リーグの105勝104敗7分け

プロ野球再編騒動の起こった翌2005年、初めての交流戦が開催され、ロッテが24勝11敗1分けで初代王者に輝いた。MVPは小林宏之(ロッテ)が受賞。優秀選手賞はセが金本知憲(阪神)、パが中村剛也(西武)だった。

2005年セ・パ交流戦順位表

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