侍J初選出の上沢 毎回の7Kで5回1失点好投 得意のフォーク冴えわたる

[ 2018年11月10日 20:41 ]

日米野球第2戦   侍ジャパン―MLB選抜 ( 2018年11月10日    東京D )

<侍ジャパン・MLB選抜>3回2死、MLB先発・ロサリオと対戦する侍ジャパン・上沢(撮影・大塚 徹)
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 侍ジャパンとMLB選抜が対戦する日米野球は10日、東京ドームで第2戦が行われ、侍ジャパン初選出で先発マウンドに上がった上沢直之投手(24=日本ハム)は得意のフォークボールを駆使して次々にメジャー軍団のバットに空を切らせて7三振を奪い、5回4安打1失点と好投。9―1と大量リードを奪った時点で勝利投手の権利を得て降板した。

 初回に柳田の左前適時打で先制点をもらった上沢はその裏、いきなり連打を許して無死一、三塁のピンチを招いたが、3番・サンタナをフォークで空振り三振、4番・ハニガーを三ゴロ併殺打に仕留めて無失点。2回は5番・ソトをフォーク、6番・リアルミュートを直球、7番・ヘルナンデスをフォークで3者連続三振に斬って取って波に乗った。

 3回も9番・テーラーからフォークで空振り三振を取るなど3者凡退。4回は先頭の2番・モリーナに死球を与えたが、続くサンタナを二ゴロ併殺打に仕留めると、ハニガーからフォークで空振り三振を奪った。

 打線も3回に4点、5回にも4点と大量点を加えて上沢を強力援護。5回には先頭のソトに2ボール1ストライクからの4球目、内角高めの直球を左翼スタンドに叩き込まれて1点を失ったが、最後はテーラーからフォークで空振り三振を奪ってそれ以上の失点を許さなかった。

 上沢の投球内容は5回で79球を投げ、4安打1失点。毎回の7三振を奪い、1死球だった。「はじめてのトップチームでの試合ということで緊張しました。初回のピンチを切り抜けたことで自分らしいピッチングができるようになったと思います。これも会沢さんのリードのおかげと感謝しています」と女房役に感謝した。

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2018年11月10日のニュース