山根氏 日大客員教授も解任 4月就任も教壇には立たず 給与は…
日本ボクシング連盟の不正疑惑で会長を辞任した山根明氏(78、写真)が、日大スポーツ科学部客員教授を7日付で解任されていたことが10日、分かった。
今年4月に就任したが教壇に立ったことはなく、給与は支払われていないという。日大広報部は「大学として不適切と判断した」と説明した。
山根氏は「日本ボクシングを再興する会」から不正判定疑惑などを告発されている。過去の暴力団組長との交友も批判を受け、8日に同連盟の会長と理事を辞任する意思を表明したが、会員資格そのものや関西ボクシング連盟の会長職を辞任するかまでは明らかにしていない。同連盟のある幹部は、7日に大阪市内で行われた緊急理事会で「山根会長が会員も辞めるという話は聞かなかった」と話した。一方、「再興する会」は連盟からの除名を求めている。
大阪市内にある山根氏の自宅周辺は、8日には70人を超える報道陣で騒然となったが、この日は約20人まで減少。表面上は落ち着きを取り戻しつつある。
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