ゴンザガ大の八村が「ドクターJ賞」の候補に選出される 全米大学バスケ界の勲章

[ 2018年10月18日 09:49 ]

J・アービング賞の候補選手に選出された八村(AP)
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 全米大学男子バスケットボール界の年間最優秀スモールフォワードに与えられる「ジュリアス・アービング賞」の候補20人の中にゴンザガ大の八村塁(3年=2メートル3、102キロ)が名を連ねた。

 この賞はマサチューセッツ大出身のスモールフォワードで、その後、華麗なダンクシュートで一世を風靡し“ドクターJ”の愛称で絶大な人気を誇ったジュリアス・アービング氏(68=元76ers)の活躍を称えて誕生したもので今季が5回目。昨年受賞したビラノバ大のミカル・ブリッジズ(22=現サンズ)はNBAドラフトの全体10番目で76ersに指名を受けた。

 八村は2年生だった昨季に平均20・7分の出場時間(先発は2試合)で11・6得点、4・7リバウンドをマーク。3年生で迎える今季はさらにプレータイムが増えると予想されており、すでに来年のNBAドラフトでの上位指名を予想するメディアも登場している。

 ゴンザガ大は11月7日のアイダホ州立大戦が今季の初戦。レギュラーシーズンは3月2日のセントメリーズ戦までの29試合が組まれている。

 ジュリアス・アービング氏はマサチューセッツ大で1969年から2シーズン、プレーして計52試合に出場。平均26・3得点、20・2リバウンドという成績を残し、当時NBAの対抗組織だったABAのバージニア・スクワイアーズに入団した。その後、ニューヨーク・ネッツを経て、ABAがNBAに吸収合併されると76ersに移籍。得点王に3度輝いたABAでは2度王座を獲得し、76ers時代にも1983年にファイナル制覇に貢献した。アクロバティックなダブルクラッチと豪快なダンクシュートで国民的な人気選手となり、1993年には殿堂入り。なお「ジュリアス・アービング賞」は2月に候補者を10人、3月には5人に絞り込み、4月12日に最終の受賞者が発表される。過去の受賞者はブリッジズ以外に、ジョシュ・ハート(ビラノバ大→レイカーズ=17年)、デンゼル・ワシントン(ミシガン州立大→ブルズ=16年)、スタンリー・ジョンソン(アリゾナ大→ピストンズ=15年)の3人。いずれもNBA入りを果たしている。

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