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スタートダッシュが肝心!旦那の父性を目覚めさせる大作戦!~夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」#10

更新

2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるのコラム連載「ママ芸人日記」、第10回は「旦那の父性を目覚めさせる」お話です。

スタートダッシュが肝心!旦那の父性を目覚めさせる大作戦!

我が家は共働きのため、何でも協力していこうという気持ちで生活をしていますが、子育ては特に協力し合わないといけないなと感じていました。
そのため、里帰り出産はせずに、都内の病院で出産し、そのまま夫婦二人だけで子育てを始めたのです。

私の場合は、妊娠中から母性が芽生え、出産後も、やっと息子に会えた!という喜びが大きく、感無量でした。
旦那も子どもが好きですし、非常に喜んでいたのですが、男性が妊娠を経験できるわけではないので、妊娠中から母性があった私と比べ、ちゃんと子育てを楽しんで取り組めるのかと、少し不安でした。

私は、年の近い妹と年の離れた弟との3人兄弟なのですが、両親も共働きで、母は家事もしていたため、弟が小さい頃の我が家はバッタバタでした。
父親は仕事で帰りが遅く、私も弟の面倒を見ながら勉強したりと、みんながみんなバタバタ。
母は結構イライラしたりバタバタしたりする感情をバンバン表に出しながらテンパっているタイプだったため、私は「小さい子がいる家はこんなにぐっちゃぐちゃなんだなぁ」と小学生の頃から実感していました。

あのバタバタ感が、我が家にも…という気持ちだったのですが、バタバタしても、イライラはしたくないし、旦那にもして欲しくないなと思っていました。
しかし、そんなふうに頭では考えていても、綿密な計画を立てる前に、怒涛のごとく押し寄せてくるのが育児のあれこれ。
とりあえず私は、「旦那にいかに子育てを楽しいものだと思ってもらえるか」を考え、スタートダッシュが大事だと思い、ひとつの作戦を考えました。それは沐浴を担当してもらいかわいさを味わってもらう、ということでした。旦那の父性を目覚めさせる大作戦です。

息子は体が大きいからか、とにかく泣き声が大きく、お腹が空いては泣き、眠くなっては泣き、うんちが出る気配を感じては泣き、寝るのと授乳以外は泣いているという具合いでした。
そんな息子が唯一機嫌が良かったのが、沐浴だったのです。
お湯をパシャパシャかけると喜び、お湯につかると、すごく気持ちよさそうな表情をする息子。
沐浴中は、本当にカワイイ仕草のオンパレードだったのです!
そのため、旦那に沐浴を担当してもらい、息子のかわいさを存分に味わってもらっていました。
沐浴後は、私が息子をバスタオルに包んで保湿や着替えをするのですが、その間はずっとギャン泣き…。
息子は、とにかくお風呂から出たくなかったのです。
泣いて暴れてと大変でしたが、ここはもう私が頑張ろうと心に決めていました。
時間が経つにつれ、私も息子と一緒にお風呂に入りたい!という気持ちが抑えきれなくなり、1歳を過ぎた今では主に私が息子と一緒にお風呂に入っています。


新生児期はほぼ一日中母乳をあげているという日々で、今思えば一番大変な時期でした。
今、息子は1歳を過ぎましたが、旦那に「新生児の頃が一番大変だったよね?」と聞くと、「そうかな?じっとしてるし寝てるし楽だったな~」との返答が。

そうか、授乳やお風呂上りのギャン泣き息子のお世話は私の担当だったし沐浴はかわいいしで良いとこ取りだったのか…!旦那が無事に楽しく育児をスタートできたようで、私の「旦那の父性を目覚めさせる大作戦」は成功したのだと嬉しく思いました。

しかし、よくよく考えてみれば、旦那は私の何倍も温厚な性格でイライラすることも少ないタイプ。そこまで手厚いサポートをしなくても良かったのでは…と、新生児期の大変さを思い返しながら少し後悔しています…。

夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」 今までのお話はこちら

夫婦のじかん大貫さん プロフィール



よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。

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