パン好きこそ、実は知っておきたい! 「グルテンフリーダイエット」の思わぬ効果とは?
2015年01月23日
小麦などに含まれる『グルテン』には中毒症状がある
欧米で人気の『グルテンフリーダイエット』とは?
慢性的な体調不良の原因は、『グルテン』にあった!?
一方で、現在大変注目されているのが「体調不良なのに原因がよく分からない」という人が、グルテンフリーダイエットを行なって体調が良くなったり、体質の改善がみられるという事例です。その場合は、グルテンの消化・代謝不良が原因かもしれません。生命の危険にかかわる疾患やアレルギーとは違って、病院で検査を受けてもはっきりとした異常が見つからず、不調を抱えたまま過ごしてしまっている人も多いはず。それだけに、潜在的な『グルテン過敏症』の存在が関心を集めています。
【こんな自覚症状があったら、『グルテン過敏症』を疑ってみる】
もしかするとグルテン過敏症かも…と疑われる場合は、まずは2週間ほどグルテンフリー生活を試してみるのがおすすめ。グルテンフリーの時に体調が良くなり、その後いつもどおりの食生活に戻してみると再び体調が悪くなるようであれば、体がグルテンを拒否している可能性が高いそう。まずは、下記の項目でセルフチェックしてみましょう。ひとつでも心当たりがあれば、グルテンフリーダイエットを試してみる価値あり!
□ 小麦製品が常に欲しくてたまらない
□ いつもボーッとして集中力がない
□ 疲れやすく、やる気が起きない
□ ニキビができやすい体質
□ 美容に気を使っているわりには効果が出ない
□ お肌も髪もツヤやハリがない
□ ダイエットの成果がいつもいまいち
□ 胃腸が弱く下痢や便秘に悩んでいる
□ 食後に膨満感があって苦しい
□ よく口内炎ができる
□ 感情の起状が激しく、うつ気味で落ち込むことが多い
□ 生理痛やPMS(月経前症候群)が重いのが悩み
□ アトピーや喘息の持病が改善されない
□ 原因不明の偏頭痛や、肩凝り、関節痛がひどい
※エリカ・アンギャル著『グルテンフリーダイエット』(ポプラ社)より
【和食はグルテンフリーの強い味方!】
欧米に比べると、グルテンフリーの食品が手に入りにくい日本。グルテンフリーの食生活を続けるにはどうすればよいのでしょうか。答えはずばり『和食』。幸運なことに主食の米がグルテンフリー! そのうえ、オメガ3脂肪酸が豊富な魚や、大豆製品、煎茶など、伝統的な和食は栄養バランスにすぐれ、病気予防や美容にも良いのです。どうしてもパンやパスタが食べたくなった時は、米粉を使ったものを。逆に気をつけたいのは、揚げ物の衣や餃子の皮、カレーやシチューのとろみや蕎麦のつなぎに使われる小麦粉など。