ルール違反に怒りのマレー

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会3日目の29日、男子シングルス2回戦が行われ、元世界ランク1位のA・マレー(イギリス)は第31シードのF・ベルダスコ(スペイン)に5-7, 6-2, 4-6, 4-6で敗れ、3回戦進出とはならなかった。

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前日は気温が40度近くまで達したため、大会側が男子の試合で第3・第4セット終了後に10分の休憩時間を設けるエクストリーム・ヒート・ポリシーを発表。エクストリーム・ヒート・ポリシーではコーチのアドバイスを受けることはできない。

この日もエクストリーム・ヒート・ポリシーが適用される中で試合が行われ、マレーは10分間の休憩時間にベルダスコがコーチと会話をしていたことへ怒りをあらわにした。

「シャワーから出ると、スペインのダブルス選手とコーチと一緒に話をしていた。あそこでコーチと話をすることは認められていないから、スーパーバイザーのところへ行って、『ルールがあり、話をしてはいけないはず』と伝えた。理解できなかった。僕らはコーチらと話をしてはいけないことは分かっていた。これは世界でも最大の大会の1つ。ルールが決められているなら従わなければならない。1人の選手はコーチと話をし、もう1人はしていないのは、フェアとは言えない」

「コーチが大会関係者の誰かにルールについて明確に問い合わせていたし、正確なルールが書かれた紙を渡された。はっきりとした定義はなかった。だから携帯を見ていいかと尋ねた。それについては書いていなかった。トレーナーからケアを受けてはいけないと書かれていた。コーチやスタッフと会話をしてはいけないとも。10分間に何をするか明確な規定を知りたかった。すると携帯を見てはいけないと言われた」

続けて、ベルダスコを擁護するコメントも残し、自身の考えも示した。

「選手やチームも知っておくべき。フェルナンド(ベルダスコ)やチームを批判しているのではない。それがルールだと彼等は知らなかっただけなのだろう。明らかに彼等はルールを破ろうとしていたわけではない。もし自分が言わなかったら会話を続けただろうし、試合についても話していたかもしれない。そして戦術やアドバイスをしていたかもしれない。グランドスラムの試合中に、彼等がしっかりルールに従っているかをチェックするような状況に自分がいるべきではない」

今年6月にけがから復帰したマレーは3時間23分で敗戦を喫したが「復帰してからのベストなプレーがあった」と復活への手応えを得ていた。

「リードしながらミスをたくさんしまった。あの(第1)セットは取らなければいけなかった。終盤の崖っぷちの時には、接戦へ持ち込めそうないいテニスができていた。自分はアップダウンがあまりにも多かった」

一方、マレーを下したベルダスコは、3回戦で第3シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。

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(2018年8月30日17時03分)
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