ジョコ 引退マレー「心痛む」

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に第1シードで出場するN・ジョコビッチ(セルビア)は13日の会見で、今シーズン限りで引退すると発表した元世界ランク1位のA・マレー(イギリス)について「学生時代からのライバルとして、長年の友人として、彼(マレー)が苦しんでいるのを見ると、とても悲しく心が痛む」と語った。

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ジュニア時代から切磋琢磨してきた両者はこれまでツアーで36度対戦し、ジョコビッチの25勝11敗。現地10日に2人は練習し、「(マレーは)普段の動きではなかった」とジョコビッチはその時の状況を明かした。

「アンディ(マレー)はツアーで最もフィットしていた選手の1人。コートを走り回り、多くのボールを返してくるアンディを何年もみてきた。そういう意味で、自分と彼は似ている。彼の誕生日は自分の1週間前。ジュニアの頃から共に成長してきた。プロの世界でも何度も大接戦を演じた。プレースタイルも似通っている」

「ただただ悲しい。大きなけがを乗り越えた人は、彼の状況を少しは理解できるはず。きっと彼の臀部のけがは、自分のけがより悪いものだろう。明らかに彼は何年も抱えていはず。手術を受けても、彼は望むレベルに戻れないのだろう。けがは戦う能力を奪ってしまうもので、愛するスポーツをプレーする能力さえも奪ってしまう」

マレーは状況次第で、今大会が最後に出場する大会の可能性もあるとしている。

ジョコビッチは予選勝者のM・クルーガー(アメリカ)、マレーは第22シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)と初戦で対戦する。

「自分にとっても、テニス界全体にとっても悲しいこと。なぜならアンディはロッカールームでも尊敬されていて、誰からも好かれていたから。彼は素晴らしいチャンピオン。疑いもなくテニス界のレジェンド。複数のグランドスラムで優勝し、オリンピックの金メダルやデビスカップの優勝も果たした。彼は全てを手に入れた。どんな形にせよ、彼が痛みのない将来を送ることを願っている。コートの中でも外でも」

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(2019年1月13日16時45分)
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