錦織の棄権 ジョコ「気の毒」

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は6-1, 4-1とリードした時点で第8シードの錦織圭の途中棄権によりベスト4進出となった。

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試合後の会見でジョコビッチは、52分で棄権の決断を下した錦織について「彼は何年もトップ10選手であり、大舞台での経験も豊富。大きな大会で何人ものトップ選手を倒してきた。彼が痛みに耐えながら戦っている姿を見るのは、とても気の毒だった」と語った。

「この数年、彼は辛いけがに苦しんでいた。グランドスラムをこんな形で終えて、いい気持ちでいるはずがない」

3年ぶり7度目の全豪オープン制覇を狙うジョコビッチは、準決勝で第28シードのL・プイユ(フランス)と対戦する。プイユは準々決勝で第16シードのM・ラオニッチ(カナダ)を下し、四大大会初の4強入りを決めている。

「彼(プイユ)は才能のある選手だと、いつも思っていた。この大会での彼の活躍は素晴らしい。何人かのトップ選手に勝利している。ここ2年間は安定した成績を出すのに少し苦しんでいた。でも、彼が本来持っているテニスの質を考えると、確実にトップ15やトップ10にふさわしい」とジョコビッチはプイユの勝ち上がりを評価した。

「彼はそんなポテンシャルを持っている。それには疑いがない。何度も一緒に練習をしている。かなり前からの知り合い。どうなるかやってみなければ分からない。準決勝なんだ。当然、お互いが決勝へいきたいと思っている」

ジョコビッチとプイユは今回が初の対戦となる。

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(2019年1月24日7時58分)
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