錦織「テニスって面倒くさい」

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初戦突破を果たした錦織圭
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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク49位の錦織圭が予選勝者で同159位のA・ジャンネッシを6-4,6-7 (4-7),6-3,4-6,6-4のフルセットで破り、7年連続10度目の初戦突破を果たした。会見では「気持ちとプレーが一致しないというか。調子がいい時でもアップダウンはありますけど、復帰してからの難しさというか。テニスって面倒くさいですね」と語った。

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>>錦織vsハチャノフ 1ポイント速報<<

この日、錦織はファイナルセットでゲームカウント2-4とジャンネッシにリードを許す。その後、第7ゲームから4ゲーム連取の猛攻で4時間3分におよんだ死闘の末に勝利を手にした。

錦織は「今日は久しぶりに1回戦で『あ、負けるな』と感じました。落ち着きのようなものは最後の方なかったです。リターンゲームでチャンスがなくなってきたのは感じていたので『負けるかもしれない』と思いました。最後の3ゲームはただ振り切ってプレーしただけ。それがたまたま入ってくれてただけだったのでラッキーというか。自分が勝ち取った3ゲームではありましたけど、ちょっとラッキーはありました」と振り返った。

「反省点をあげたらキリがないくらいありました。あれだけ高い球を打ってくる選手はなかなかいないので手こずった場面は多くあって、それをどう処理すればいいか最後まで分からない感じでした。もうちょっと自信がつけば変わると思うんですけど、それは試合に勝つしかないので。しかも例年に比べればそこまで勝てていない」

「面倒くさいところはいっぱいあって、まず誰とも話せない1人ということとか。テニスコートでずっと話せないというのとプラスストレスもあるので、まずそれが第1面倒くさいです」

「それに思い切ったプレーもしないといけないですし、判断も全部自分に委ねられるので、自分の気持ちの中で思い切れる自信がないと振り切れない。今日で言えば高い球をもうちょっと前に入って打てばよかったんですけど。そういうのも毎回やるのは難しい。毎回判断しないといけないという部分で正解は自分の中であるんですけど、それが簡単にできないというか。テニスは体と気持ちを一緒に動かさないといけないので『テニス大変だな』って最近は特に思います」

錦織は2回戦で第23シードのK・ハチャノフと対戦する。ハチャノフは1回戦で世界ランク71位のJ・ヴェセリ(チェコ)をストレートで下しての勝ち上がり。

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(2021年5月31日7時00分)
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