吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。1月9日(土)の放送では、「えらぶ色クレヨンプロジェクト」代表の宮澤夕加里さんに、「えらぶ色クレヨン」についてお話を伺いました。
島の素材でつくる「えらぶ色クレヨン」
鹿児島県・奄美群島の1つ、沖永良部島(おきのえらぶじま)。
地元の方が「えらぶ」と呼ぶ離島で、島の天然資源だけを使ったクレヨンがつくられています。
その名も、「えらぶ色クレヨン」。
クレヨンの色素となる島の素材を、そのまま色のネーミングに採用しているユニークな商品です。例えば、島の美しい景観となっている「赤土」、島で栽培される「島みかん」、特産品の「シマ桑」、「イカ墨」など。
クレヨンの色素となる島みかん、琉球藍、ナツメヤシの実、イカ墨
島でとれる天然のミツロウと混ぜ合わせて、一つひとつ丁寧に手づくりされるクレヨンは、まさに島そのもの。1色1色に、沖永良部島の魅力がぎゅっと凝縮されています。
鹿児島県の離島、沖永良部島
「えらぶ色クレヨンという名前ですが、その土地その土地の、“なんとか色クレヨン”ができたら面白いですよね。『この植物でできないですか?』と聞いていただけたら、試してみたりもできますし、そうやって色を増やしていけたら楽しいだろうなと思います」と宮澤さん。
色とりどりの「えらぶ色クレヨン」
香りと色で沖永良部を感じられるクレヨンは、遠方に住む大切な人へのプレゼントにも喜ばれていると宮澤さんは語ります。
「ですが、沖永良部も、いま観光でいらっしゃる方はすごく減っているんですね。島にいらっしゃる方が遠くにいるお孫さんや友達のお子さんに、プレゼントとして買っていただくことが多いんですね。色だけじゃなくて香りもしますので、遠くにいても島を感じてもらえたらいいなと思っています」
お孫さんへのプレゼントにも!
「えらぶ色クレヨンプロジェクト」では、クレヨンの製造販売以外にも、クレヨンや、クレヨンに使用する天然顔料を使ったさまざまなワークショップを開催しています。
ワークショップを楽しむ子どもたち
島の素材で作ったクレヨン。好きな色を“えらぶ”楽しみと、絵を描く喜びは島の財産ですね。
<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/