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海外テニス

「100%と言っていいほどの出来」クレーコート通算100勝を達成した錦織圭が手応え<SMASH>

中村光佑

2021.05.11

イタリア国際1回戦でフォニーニに快勝した錦織。(C)Getty Imges

イタリア国際1回戦でフォニーニに快勝した錦織。(C)Getty Imges

 男子テニスツアー「イタリア国際」(5月9日~5月16日/イタリア・ローマ/クレー/ATP1000)1回戦で、世界ランク45位の錦織圭が、同28位のファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-3、6-4のストレートで下し、同大会2年連続となる2回戦進出を決めた。

 立ち上がりからサービス・ストローク共に好調な錦織が第1セットを先取。第2セットに入っても錦織の勢いは止まらず、第3ゲームで先にブレーク。以降は危なげなくサービスキープを続け、わずか1時間19分で勝利を収めた。

 この勝利で節目のクレーコート通算100勝を達成した錦織。試合後のオンコートインタビューでは「第1セットではゲームカウントが3-3になって危ない場面もあった」と振り返りながらも、「今日はとてもプレーが良かった。最初から自信を持って攻めるプレーができたし、しっかりと集中力を保ってレベルの高いテニスができたと思う。最後までほとんど100%と言っていいほどの出来だった」と喜びを表現した。
 
 最後には「先週からかなり調子が良い。先週のマドリード・オープンではサーシャ(アレクサンダー・ズべレフ)に負けてしまったけど、自分もかなり高いレベルでプレーできていた」とも語り、徐々に調子が上向いていることに手応えをつかんでいるようだ。

 その後、錦織は自身の公式アプリ『Kei Nishikori』でファンに向けたメッセージ動画を投稿。「今ローマにいます。今日の1回戦を勝って、次の試合は明日になります」と報告した上で、「また2回戦も頑張ります」と意気込みを語った。

 勝利した錦織は現地5月11日に行なわれる2回戦で第11シードのパブロ・カレーニョブスタ(スペイン/12位)と対戦する。非常に粘り強いストロークが持ち味の相手なだけに厳しい戦いとなることが予想されるが、錦織には更なる上位進出を期待したい。

文●中村光佑

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