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「ユタカ・タケが圧倒的だ」と英紙も驚愕! 生涯獲得賞金トップ10に堂々8名の日本人騎手がランクイン!

THE DIGEST編集部

2021.03.19

生涯獲得賞金額でダントツの世界1位に輝く武豊。3月15日に52歳の誕生日を迎えた。(C)Getty Images

生涯獲得賞金額でダントツの世界1位に輝く武豊。3月15日に52歳の誕生日を迎えた。(C)Getty Images

 2位に大差をつけての圧勝だ。

 現地3月18日、オンラインベッティングサイトを運営する『OLBG』が最新の「ジョッキー獲得賞金ランキング」を発表。古今東西、世界中の騎手を対象にしたビッグデータ(2020年末時点)で、キャリアを通して稼いだ賞金の合計を集計し、トップ50のランキングを確定させたのだ。

【一覧】世界のジョッキー「生涯獲得賞金ランキング」TOP50の顔ぶれはこちら!

 その1位に輝いたのはほかでもない、日本競馬界の至宝、武豊だ。通算4249勝でこれまでに7億9610万ドル(約860億円)を稼ぎ出したという。同サイトによれば、獲得賞金に対する騎手の取り分は5~10%が相場で、同ジョッキーは少なくとも生涯で3980万ドル(約43億円)の報酬を得たと概算している。

 驚かされるのは日本勢の隆盛だ。2位に2840勝の横山典弘が5億6063万6800ドル(約587億円)で入り、先ごろ現役を退いたばかりの蛯名正義が2538勝/4億7942万3200ドル(約517億円)で3位に食い込んだ。トップ10には実に合計8名の日本人ジョッキーが名を連ね(50位以内では25名!)、あらためてJRA(日本中央競馬会)レースの賞金額が世界最高峰であることを裏付けた。
 
 2020年度のJRAリーディングジョッキーで今季も絶好調のクリストフ・ルメール(フランス)は1347勝の2億8718万4817ドル(約310億円)で17位に付けている。ちなみに競馬発祥の地である英国からトップ50にランクインした騎手はゼロ。これを受けて英紙『The Sun』は次のように嘆いている。

「日本勢の勢いは凄まじく、同国のビッグスターであるユタカ・タケの数値は圧倒的と言わざるを得ないだろう。ひるがえって英国勢はどうか。英国競馬を主戦場としているフランキー・デットーリが37位に入ったのは喜ばしいが、彼はイタリア人である。英国が誇るトニー・マッコイは3900万ポンド(約53億円)、ルビー・ウォルシュは2100万ポンド(約28億円)の賞金を稼いできたとされるが、トップ50には遠く及ばないのだ」

 なお50位はチリ出身のホセ・サントスで、生涯獲得賞金は1億8724万2605ドル(約202億円)。現在1万3070勝の史上最多勝記録を持つジョルジ・リカルド(ブラジル)はトップ50圏外となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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