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「素晴らしいパフォーマンス」浜田尚里の快勝金メダルに海外から称賛続く!「重要な場面でハイレベル」と日本チームへの称賛も【東京五輪】

中村光佑

2021.07.30

オール1本勝ちで見事金メダルを獲得した浜田。(C)Getty Imaes

オール1本勝ちで見事金メダルを獲得した浜田。(C)Getty Imaes

 7月29日、東京五輪の柔道女子78キロ級決勝に出場した浜田尚里(自衛隊体育学校)が、フランスのマドレーヌ・マロンガを僅か69秒で下し、金メダルを獲得した。

「寝技の女王」とも称される浜田の寝技は“世界最強”との呼び声も高いが、決勝でもマロンガの技を封じ、得意の寝技に持ち込んだ。最後は崩れ上四方固めで一本勝ちを収め、世界の頂点に立った。

 日本女子柔道史上最年長出場(30歳10か月)ながらも栄冠を手にした浜田について、IJF(国際柔道連盟)は「日本の浜田が挑戦者たちを打ち破る」と銘打ち、「マロンガが世界ナンバーワンであり、2019年の世界チャンピオンであるにもかかわらず、浜田がこの日披露したパフォーマンスは特に素晴らしかった」と高く評価した。
 
 また、同連盟は「井上康生が率いる日本チームには、重要な場面でレベルを上げられる能力がある」とも記し、日本柔道の強さに感嘆しているようだ。

 さらに中南米の情報を発信している『Prensa Latina』も「浜田尚里、オリンピックの78キロ級でフランスのマドレーヌ・マロンガを一本勝ちで破り、金メダルを獲得した」と報じ、「試合開始早々に有利なポジションを取り、相手を畳の上に固定した。相手は逃げることができなかった」と圧巻の柔道を見せた浜田を称賛した。

 2004年アテネ五輪の阿武教子以来、この階級で17年ぶりの金メダル獲得を成し遂げた浜田。なお、今大会における日本女子柔道の金メダリストは、52キロ級の阿部詩、70キロ級の新井千鶴に続く3人目となった。

文●中村光佑

【PHOTO】4戦全て一本勝ちで金!柔道日本女子78キロ級に4大会ぶりの快挙をもたらした浜田尚里!

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