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「日本でいえば内村の落下と同じ」中国人記者に訊いた、今大会最大の“衝撃”【東京五輪】

江國 森(THE DIGEST編集部)

2021.08.01

今大会の卓球で中国勢に唯一土をつけたのが、水谷(左)と伊藤(右)のペアだ。写真:JMPA代表撮影

今大会の卓球で中国勢に唯一土をつけたのが、水谷(左)と伊藤(右)のペアだ。写真:JMPA代表撮影

 7月23日に幕を開けた東京オリンピックで、ここまで最多の金メダル23個を獲得しているのが中国勢だ。総メダル数49個も、アメリカの54個に次ぐ2位。本国はメダルラッシュに沸いていることだろう。

 だが、卓球や女子バレーボール、女子サッカーなどを取材しているという中国のスポーツサイト『新浪体育』のシュウ・チョウ記者には、衝撃の敗戦があったという。“お家芸”である卓球の混合ダブルス決勝だ。

 中国の許昕/劉詩雯ペアは、金メダルが期待されていたため、決勝で日本の水谷隼/伊藤美誠のペアに敗れたのは「ショックだった」という。
 
「中国では皆が卓球を見ています。だから、敗れたときの国内の落胆は大きかったですよ。日本で言えば…そう(体操の鉄棒で)内村(航平)選手が落下して予選落ちした時の衝撃と同じです。本当に申し訳ない、と選手は謝っていました」

 今大会、中国勢は卓球で金メダル2つ、銀メダルを3つを獲得しているが、うち2つの銀メダルは、男女シングルスの中国勢同士の決勝で敗れたもの。つまり、混合ダブルスの決勝以外では、他国の選手に敗れていないのだ。それだけに、この敗戦に驚かされたようだ。

 その卓球は、8月1日から団体戦がスタートする。男女とも初の金メダルを目標に掲げる日本は、その前に立ちはだかる中国に再び衝撃を与えられるだろうか。

取材・文●江國 森(THE DIGEST編集部)

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