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スキージャンプ解説者が連盟の“資金繰り”を問題視!日本代表の遠征費「全額選手負担」の実情に「何これ、あり得んだろ」

THE DIGEST編集部

2023.01.26

日本代表として遠征メンバーに招集された竹内択。だが「全額自己負担」を告げられている。(C)Getty Images

日本代表として遠征メンバーに招集された竹内択。だが「全額自己負担」を告げられている。(C)Getty Images

 ノルディック・スキージャンプのワールドカップ(W杯)メンバーにソチ五輪で団体銅メダリストの竹内択(チームtaku)が合流することになった。本来であれば喜ばしい報告であるが、本人は複雑な思いを抱えているようだ。

 小林潤志郎(雪印メグミルク)が調整のため派遣見送り。その繰り上げとして竹内に白羽の矢が立ったのだ。だが蓋を開けてみれば、参加料は「全額自己負担」の6文字が書かれていたのだ。これには35歳のベテランジャンパーも落胆したようで、その画像を自身のSNSにアップし、「引き続きスポンサー募集中」と呼びかけた。

 現段階では、クルム(オーストリア)、ヴィリンゲン(ドイツ)、レイク・プラシッド(アメリカ)、ルシュノヴ(ルーマニア)を巡ることになっている。「今回はヨーロッパとアメリカもいくし、ホテル代もなので、何百万にはなるな。これが現状」と報告した。
 
 元選手で、現在は解説を務める竹内元康氏も目を疑ったようで、「何これ、あり得んだろ」と言及。日本代表として送り出しているにもかかわらず、「全額選手負担」にする全日本スキー連盟の対応の悪さを問題視している。

 選手にとって悩みの種となっている費用。強化指定のランクによって負担割合が違えど、競技に集中できるように改善の策を講じる必要がありそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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