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「パフォーマンスだけでも素晴らしいのに…」日本男子初バタフライ金メダル・本多灯の“底力”に海外メディア称賛! 足首負傷もラスト15メートルの粘りに驚嘆【世界水泳】

THE DIGEST編集部

2024.02.15

足首を捻挫しながらも本多は底力を発揮し、初の金メダルを獲得した。(C) Getty Images

足首を捻挫しながらも本多は底力を発揮し、初の金メダルを獲得した。(C) Getty Images

 日本の競泳界に新たな1ページを刻んだ。

 カタール・ドーハで開催されている世界水泳は現地2月14日、男子200メートルバタフライ決勝が行なわれ、東京五輪銀メダリストの本多灯が1分53秒88で優勝。この種目で3大会連続のメダリストとなり、悲願の頂点を掴んだ。

 5レーンで登場した本多は前半から快調に飛ばした。前半100メートルを先頭で折り返し、さらにスピードアップ。隣の4レーンを泳ぐイタリアのアルベルト・ラッツェッティが猛追し、150メートルのターンでは同時にタッチ。ラスト50メートルは2人の金メダル争いとなるが、本多がメダリストとしての底力を発揮。頭ひとつ抜け出して、栄光のゴールをタッチ。3度目の世界水泳で初めて金メダルをゲットした。

 今大会、日本の競泳陣では第1号のメダル獲得者となった本多。しかも、日本男子がバタフライで優勝したのはオリンピック、世界水泳を通じて史上初めて。レース後は満面の笑顔が弾けた22歳の若武者が、日本競泳界の歴史に輝かしい金字塔を打ち立てた。
 
 本多の快挙は海外メディアも注目している。日夜、海外のあらゆる水泳情報を配信している専門メディア『SWIMSWAM』は、本多が大会前に左足首を捻挫したことを紹介したうえで、「トモル・ホンダのパフォーマンスはそれだけでも素晴らしいが、この22歳が足首を捻挫した状態でレースに臨んでいることを考えれば、なおさらだ」と故障を抱えながらの優勝に驚嘆。決勝という大舞台で発揮した終盤の粘りを称賛した。

 さらに、世界有数の水泳大国も日本人スイマーの泳ぎを絶賛している。1960年に創刊された米国の老舗月刊水泳雑誌『Swimming World Magazine』は「日本のトモル・ホンダが、アルベルト・ラッツェッティと一進一退の攻防を繰り広げたが、最後の数メートルでこのイタリア人を引き離し、200メートルバタフライで自身初の世界タイトルを獲得した」と速報で伝えた。

 同誌は、本多が2020年の東京五輪で世界記録保持者のクリシュトフ・ミラーク(ハンガリー)に次ぐ銀メダルを獲得し、22年のブダペスト大会や去年の福岡大会でも連続して表彰台に立った世界でもトップのスイマーだと力説。「ラスト15メートルでの泳ぎは、とても素晴らしかった。彼は1分53秒88を叩き出した」と、その力泳を称えた。

 今夏のパリ五輪に向けて、大きな弾みをつけた本多。日本のエースとして、価値ある金メダルとなった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】本多灯がバタフライで日本男子初の金メダルを獲得!
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