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バレーボール

「ダンスを踊っているかのような美しさ!」石川祐希がミラノをけん引! 海外実況も驚きの“スーパープレー”を連発【プレーオフ準々決勝第1戦】

THE DIGEST編集部

2024.03.07

(C) Lega Pallavolo Serie A

(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間3月6日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで2023-24シーズンのプレーオフ準々決勝第1戦が行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属する6位アリアンツ・ミラノは、3位ガスセールズ ブルーエナジー・ピアチェンツァとアウェーで対戦し、セットカウント3‐2(20‐25、25‐21、19‐25、25‐22、15‐10)で大接戦を制して白星発進した。

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 シーズンの最後を飾るプレーオフがいよいよ開幕。6位ミラノは、昨季にレギュラーシーズンを無敗で終えていたペルージャを倒して4強入りをかなえた準々決勝の舞台で、今季は3位ピアチェンツァと対戦することになった。

 両者の今季対戦はこれまで3回。ミラノは1勝2敗と負け越しているが、年明けすぐのコッパイタリア準々決勝では、もつれ込んだ第5セットに相手のマッチポイントを6回にわたり阻止して3大会連続の4強入りを勝ち取った。レギュラーシーズンは2敗したが、3日後の後半戦では、コッパ戦でチーム最多得点を挙げた石川を守備のみの起用で温存しての惜敗。再びフルセットマッチの激闘を繰り広げた。

 ほかの上位勢との対戦成績も、レギュラーシーズンで2敗に甘んじたのは首位トレンティーノだけと上々。2位ペルージャにリーグで唯一2戦2勝しており、3位チヴィタノーヴァとはストレート勝ちを分け合った。

 ピアチェンツアの主力には、東京五輪金メダリストのフランス代表でセッターを務めるアントワヌ・ブリザール、ブラジル代表のアウトサイドヒッター(OH)リカルド・ルカレッリとイオアンディ・レアル、キューバ代表のミドルブロッカー(MB)ロベルトランディ・シモンにイタリア代表オポジット(OP)ユーリ・ロマノら、世界トップクラスがずらり。昨季3位で出場した欧州大会チャンピオンズリーグは8強で敗退したが、国内ではチームランキングの得点、アタックとサービスエースでリーグ首位を総なめにしている。
 
 ミラノは、チームトップスコアラーのOH石川とその対角に本格復帰2戦目のマテイ・カジースキ(ブルガリア)、司令塔がパオロ・ポッロ(イタリア)、MBはブロック部門で首位を独走中のアグスティン・ロセル(アルゼンチン)とマルコ・ヴィテッリ(イタリア)、オポジット(OP)にフェレ・レゲルス(ベルギー)を先発に起用した。

 第1セット序盤をリードしたミラノだったが、カジースキがレセプションに苦しみ逆転を許すと、エースで同点とした石川も相手サーブに手こずる。以降、細かくブレークを重ねられて劣勢が続き、レアルの2連続エースでセットを先取された。
 
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