専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
侍ジャパン

熱戦の幕切れは意外にもサヨナラデッドボール。韓国vsイスラエルは6対5で決着【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.29

4回には同点2ラン、7回には勝ち越しツーベースを放ったオ・ジファン。(C)Getty Images

4回には同点2ラン、7回には勝ち越しツーベースを放ったオ・ジファン。(C)Getty Images

 東京五輪野球オープニングラウンドグループBが29日に開幕。まずは韓国代表とイスラエル代表が対戦し、6対5で韓国が勝利した。

 まず、先制したのはイスラエル。3回表、1死二塁で1番のイアン・キンズラーが初球打ち。レフトスタンドへ2ランホームランをかっ飛ばした。さすがはメジャー通算257本塁打を放った元メジャーリーガー、という貫録の当たりだった。

 だが、韓国もただでは終わらない。4回裏、7番のオ・ジファン(LGツインズ)が、2死一塁からライトスタンドへ同点ホームランを放ち、試合を振り出しに戻した。
 
 6回にはイスラエルは2死一塁から5番のライアン・ラバーンウェイ(インディアンス傘下3A)がバックスクリーン左へ高々と上がる2ランを放って勝ち越しに成功するが、7回には元中日の李鐘範の息子イ・ジョンフ(キウム)と、元オリオールズのキム・ヒョンスに連続本塁打が出て同点に追いつく。

 さらにランナー二塁で、ふたたびオ・ジファンが右中間を割るタイムリー二塁打を放って韓国は逆転に成功。負けられないイスラエルは17年WBCの最優秀投手、ジョシュア・ゼイドを起用。ゼイドは期待に応えて韓国打線を無安打に抑えるが、韓国も9回にオ・スンファン(サムスン)を投入して抑えにかかる。だが、1死からまたもラバーウェイが右中間への一発で試合はまたも同点となり、試合は延長へ突入する。

 熱戦の幕切れは意外な形だった。延長10回裏、韓国がタイブレークのランナーを含んで2死満塁の好機を作った後、代打のヤン・ウィジへの初球が何とデッドボールに。押し出しでサヨナラのランナーが帰って韓国が大会初勝利を飾った。

構成●THE DIGEST編集部
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号