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MLB

「オオタニはすでに伝説」 米アナリスト、前人未到のパフォーマンスを見せた大谷翔平を「6月最高の選手だった」と激賞!

THE DIGEST編集部

2022.07.05

投打で躍動した大谷だが、6月は月間MVP受賞ならず。それでもインパクト十分の活躍だった。(C) Getty Images

投打で躍動した大谷だが、6月は月間MVP受賞ならず。それでもインパクト十分の活躍だった。(C) Getty Images

 MLB機構が7月2日(現地時間)に発表したア・リーグの月間最優秀選手に、打率.418、9本塁打、28打点をマークしたヒューストン・アストロズのヨーダン・アルバレスが選出された。6月のMVP候補ナンバーワンと前評判の高かったロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は選ばれなかった。
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 6月に打率.298をマークし、6本塁打を放ち、1試合8打点という印象的な活躍も見せた大谷は、トロント・ブルージェイズのアレハンドロ・カーク、ニューヨークヤンキースのアーロン・ジャッジらと並んで得票を得たものの、MVP受賞には及ばなかった。

 また大谷の打撃面での成績はアルバレスと比べるとやや劣るものの、日本人選手としては初となる1試合8打点の自己ベストを更新した翌日のマウンドで、投手として13個の三振を奪い、キャリアハイを記録した。6月の投手成績は4勝1敗、防御率1.52で、現在無失点記録をキャリア最長の21イニング2/3まで継続している。

 自身初の月間4勝は、アストロズのジャスティン・バーランダーやブルージェイズのロス・ストリップリングらに並ぶ最多タイであり、防御率1・52は、4勝した先発6投手の中で最も低くなっている。MLBで重要視されるWHIP(1イニングあたりの許走者数)は0・98と、6投手中で2番目に優れていた。

 大谷は最優秀投手賞部門でも得票を得たが、こちらはシカゴ・ホワイトソックスのディラン・シーズが選出された。シーズは大谷と同じ月間5登板で2勝1敗ながら防御率0.33、45奪三振。5登板連続0自責点の好成績が評価された。大谷以外ではタンパベイ・レイズのシェーン・マクラナハン、アストロズのジャスティン・バーランダー、ボストン・レッドソックスのニック・ピベッタらに票が入った。

 そんななか、大谷ファンで有名な米メディア『FOX Sports』のベン・バーランダー氏は「オオタニはすでに伝説となっているが、私の中では、6月の1か月間で野球界最高の選手だった」と述べ、改めて大谷が示したパフォーマンスを絶賛している。

 6月のMVPの受賞はなかったものの、1試合8打点と13奪三振の両方を記録した選手は、大谷以外史上いないのである。そして、大谷はそれを連夜、やってのけたのだ。バーランダー氏もそのことを高く評価している。

 果たして7月はどんな偉業を達成するのか。大谷の動向からますます目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
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