そのバッティングセンスに現地識者からも称賛の声が上がっている。

　ボストン・レッドソックスの吉田正尚は現地５月16日、本拠地フェンウェイ・パークでのシアトル・マリナーズ戦に２番・レフトで先発出場。２本の長打を放ち、５打数２安打３打点の活躍で、９-４の勝利に貢献している。
  　前日を休養日として欠場した吉田は、２試合ぶりのスタメンでマリナーズ先発の豪腕ルイス・カスティーヨと対峙。初回の第１打席では、無死一塁から２球目の154キロの速球をセンターへ弾き返し、フェンス直撃のタイムリー三塁打。これが吉田にとっては、メジャーで初の三塁打となった。

　さらにヨシダは４対４で迎えた５回の無死二塁の場面でも、同じくカスティーヨからライトオーバーの適時二塁打を放ち、これが決勝点となった。

　この活躍ぶりに、現地アメリカの識者たちも吉田のパフォーマンスを絶賛。『FOX 13 Tampa Bay』のプロデューサーのジェイミー・ガトリン氏は「アレックス・バーデューゴと吉田正尚が打順のトップにいることでレッドソックスの攻撃は非常に危険なものになっている」と見解を示す。

　また、マイナーリーグでプレー経験がある野球指導者のブレイク・オースティン氏は吉田の打撃映像を公開し、「吉田正尚。今までにこれほど機械的で無駄のないスイングを見たことがない。これを学んでほしい。完璧だ」と綴り、吉田の打撃フォームを絶賛。ハッシュタグで「Insane（非常識だ）」と驚きの顔文字とともに添えている。

　この日のマルチ安打で打率も.301と３割台に戻した吉田。ここからさらに上昇気流に乗れるか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】米指導者が「完璧だ」とする吉田正尚の打撃フォーム

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