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NBA

ホーネッツのロジアーが衝撃発言! 「『ザ・ラストダンス』を観るまでブルズの3連覇を知らなかった」

秋山裕之

2020.07.07

ブルズが2度目の3連覇を果たした98年当時、ロジアーはまだ4歳。リアルタイムで観ていないのは納得だが、バスケットをプレーしていれば自ずと知る機会はある気もするが…。(C)Getty Images

ブルズが2度目の3連覇を果たした98年当時、ロジアーはまだ4歳。リアルタイムで観ていないのは納得だが、バスケットをプレーしていれば自ずと知る機会はある気もするが…。(C)Getty Images

 今年4月19日(日本時間20日、日付は以下同)から5月17日にかけて放送された『ザ・ラストダンス』は、アメリカ国内だけでなく、世界中で大きな反響を呼んだ。

 同作は“G.O.A.T.”(史上最強)と称されるマイケル・ジョーダンを中心に、1990年代に2度の3連覇を成し遂げたシカゴ・ブルズをフィーチャーした珠玉のドキュメンタリーで、ファンはもちろん、NBA選手たちも虜になっていた。

 現在ジョーダンはシャーロット・ホーネッツのオーナーを務めているが、引退後もそのカリスマ性と絶大な影響力は健在。依然として世界で最も知名度のあるバスケットボール選手と言っていいだろう。

 ところが、そのホーネッツに所属する選手の口から驚きの言葉が発せられた。

 7月4日に『Bleacher Report』へ掲載された記事の中で、司令塔のテリー・ロジアーは「あのドキュメンタリーを観ていて、俺はものすごく多くのことを学んだよ」と切り出すと、信じられない言葉が続いた。

「俺はブルズが3連覇(を2度も)したことを知らなかったんだ。このリーグでそんなことをしてしまうんだから、本当にスペシャルなことだよね」

 ロジアーは94年生まれの26歳。オハイオ州で生まれ、高校はバージニア州、大学はケンタッキー州にあるルイビル大でプレーしていたとはいえ、バスケットボールをプレーしていればジョーダンやブルズについて友人やコーチと話すような気もするが、まさかの答えが返ってきたのだ。
 
 もちろん、ロジアーはジョーダンの凄さは知っていたのだが、おそらくこれまではYouTubeなどでハイライトシーンを中心に観ていたのだろう。

 激しい闘争心を前面に出したプレーが売りのロジアーは昨夏にホーネッツに加入し、ここまで自己最高となる平均18.0点、4.4リバウンド、4.1アシストをマーク。

 ただロジアーの健闘むなしくチームはイースタン・カンファレンス10位の23勝42敗(勝率35.4%)と低迷。7月30日からフロリダ州オーランドでスタートする第二幕の出場権を逃し、残念な思いで今季を終えた。

 だがそれ以上に、この衝撃的な発言により、オーナーのジョーダンを悲しませただけでなく、怒りの感情を生み出してしまったのかもしれない。
 

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