前田と上田のシュートが決まっていれば…… 海外メディアも悔やむ決定力不足

エクアドルと引き分けた日本 photo/Getty Images

ベスト8に行けたとの悔いが残る

エクアドル相手に勝つチャンスは十分あった。しかし、日本代表は試合を決定づける1点を奪うことができなかった。

25日に行われたコパ・アメリカ・グループステージ最終戦において、日本は勝利を収めれば決勝トーナメントへの切符を掴むことができた。相手はエクアドルで、これまで対戦したチリとウルグアイに比べるとレベルはやや劣ると言っていい。複数得点を奪うチャンスもあったのだが、2点目が遠かった。

アルゼンチン・メディアの『Tyc Sports』は、もったいないプレイとして試合終盤の前田大然と上田綺世のシュートを映像付きで紹介している。2人は試合途中から出場し、89分に久保建英のスルーパスから決定機を迎えることになった。
ところが、前田はややトラップが詰まってしまい、窮屈な態勢でシュートを打つことになってしまった。ジャストミートしなかったシュートはGKに弾かれ、そのこぼれ球を狙った上田のシュートは枠を大きく外れてしまった。

日本は準々決勝に進出できる可能性があったと同メディアは見ており、十分なチャンスがあった試合だけに悔しさは残る。もちろん、このプレイだけが問題だったわけではない。

『FOX Sport Asia』は大会の総評として、引き分けたウルグアイ戦とエクアドル戦の内容は良かったと日本のパフォーマンスを称えている。だからこそ、初戦のチリ戦を0-4のスコアで落としたのは痛かった。負けるにしても、もう少し失点を減らしておかなければ得失点差が苦しくなる。全体的に今大会の日本は惜しい展開の連続だった。

若いメンバー構成で本気の南米にここまで戦えたのは見事だが、決めるべきところを決めていればベスト8でブラジルと戦えたとの悔いは残る。この悔しさを若い選手たちは東京五輪へと繋げられるだろうか。

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