“34歳”になって古巣で味わう欧州カップ戦への道 フランスは快速FWガメイロを評価すべきだ

ストラスブールで活躍するガメイロ photo/Getty Images

PSG、セビージャでも結果を出してきた

今季注目の青年指揮官ジュリアン・ステファンの下で快進撃を続けるフランスのストラスブール。

そこでチームを懸命に引っ張っているのが、34歳のFWケビン・ガメイロである。

ストラスブールは8日にブレストと対戦して1-0の勝利を収めたが、決勝点を挙げたのはガメイロだった。34歳ながら衰えの気配もなく、これが今季リーグ・アン11ゴール目。今季のストラスブール大旋風を支える1人である。
6位ニースの方が消化試合が1つ少ないものの、今回の勝利でストラスブールは5位へ順位を上げている。目指すは欧州カップ戦の舞台で、ガメイロはそのミラクルへ希望を繋いだというわけだ。

ガメイロといえばパリ・サンジェルマン、スペインのセビージャ、バレンシアなどでプレイしてきたフランスの快速アタッカーだが、プロデビューを飾ったのはストラスブールだった。

2005年にストラスブールの一員としてデビューしたガメイロは、そこからロリアン、パリ・サンジェルマンへとステップアップ。今季よりガメイロは古巣に戻ってくることになり、そこでまさかの欧州カップ戦出場権争いに絡んでいる。これは本人も想定していなかっただろう。

スター軍団化が進んでいた当時のパリでもどこか脇役な印象はあったが、ガメイロはリーグ・アンでもリーガ・エスパニョーラでも二桁得点を複数回記録したことのある実力者だ。その実力はもっと高く評価されるべきだろう。

クラブとの契約は来夏まで結んでおり、ガメイロも欧州カップ戦へ出場したいはず。残る2試合はクレルモン、マルセイユとの対戦だが、ストラスブールはミラクルを完結させられるか。

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