ベリンガムを逃したらR・ジェイムズが本命に? 右SBも探しているレアル・マドリード

R・ジェイムズならレアルでも主力になれるだろう photo/Getty Images

狙われるかもしれないチェルシー

今夏の移籍市場で最も注目されそうなのがドルトムントの19歳MFジュード・ベリンガムの動向だ。FIFAワールドカップ・カタール大会でもイングランド代表の一員として躍動した彼には、複数のビッグクラブが関心を寄せている。

レアル・マドリードもベリンガムの獲得を狙っていると言われているクラブの一つだ。彼らはベリンガムをMFルカ・モドリッチやMFトニ・クロースの後継者候補として考えているはずだ。

しかしスペイン『AS』によると、DFダニエル・カルバハルやFWルーカス・バスケスとポジションを争える右サイドバックの選手もレアルは探している。なかでもスタッフが好んでいる選択肢はチェルシーのDFリース・ジェイムズだという。
クラブ生え抜きの選手であり、世界トップレベルの右SBとなったR・ジェイムズをチェルシーがそう簡単に放出するはずはない。その上チェルシーは昨年9月にR・ジェイムズとの契約を2028年まで延長したばかりだ。

それでも同メディアは、プレミアリーグとUEFAの財政要件を満たすため、チェルシーは今夏に選手を売却する必要があるはずだと指摘している。今季のチェルシーは指揮官をトーマス・トゥヘル監督からグレアム・ポッター監督へと代え、MFエンソ・フェルナンデスを始めとするタレントの獲得にも大量の資金を費やした。そのため市場価値7000万ユーロ(約101億円)と評価されているR・ジェイムズが売りに出される可能性も0ではないとみているのだ。

一方、ベリンガムの市場価値は1億2000万ユーロ(約174億円)と評価されている。英『FourFourTwo』が注目したのはレアルがベリンガムを逃したケースであり、そうなった場合はレアルがR・ジェイムズの獲得に照準を定めるのではないかと推測している。

現在のレアルではモドリッチ、クロースの他、MFフェデリコ・バルベルデやMFオーレリアン・チュアメニ、MFエドゥアルド・カマヴィンガといった若手たちも中盤の主力として活躍している。より層の薄い右SBに資金を注ぎ込んでも全く不思議ではないが、はたして事態はどのように動いていくのか(選手の市場価値は『transfermarkt』より)。

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