デビュー20周年を迎えた演歌歌手・氷川きよし(41)が8日、神宮球場で行われたヤクルト—阪神戦で始球式を務めた。

 ヤクルト戦での始球式登板は4年連続4度目。試合開始直前にマウンドに立った氷川は、大勢の観客が見守る中、新曲「大丈夫」を元気いっぱいに披露。そして、マイクからグラブに持ち替え、ボールを投げるとノーバウンドでキャッチャーミットに収まり、観客席からは大きな拍手が送られた。

 投げ終えた氷川は「今回は4回目でしたが、なぜか緊張しました。投球練習は、本番前に3、4回やりました。自分で言うのも何ですが、年々、上手になってきているような気がします(笑)。点数? 99点ですね。キャッチャーに届いたので…。マイナスの1点は、もう少し速いスピードでキャッチャーの方が受けきれないくらいの球が投げられなかったからです」と感想を語った。

 その後、7回表終了時、再びグラウンドに姿を見せた氷川は、スタンドに向かって応援歌として「東京音頭」を熱唱し、試合を盛り上げた。

 27日には最新シングル「大丈夫/最上の船頭」のカップリング曲とビジュアルが異なるD、E、Fの3タイプを発売。9月6日には、大阪・大阪城ホールで「氷川きよしデビュー20周年記念コンサート〜あなたがいるから〜」を開催する。「武道館公演とは内容も衣装も部分的に変えるので、そのコンサートに向けて体調とかテンション、コンディションを整えて頑張っていきたい」と話した。