振付師でタレントのラッキィ池田が15日に更新された関根勤のユーチューブ「関根勤チャンネル」にゲスト出演。威圧感たっぷりの〝恫喝〟をしてきた大女優を実名告白した。

 無名だった頃の壮絶だった仕事の話題になり、某局の「番組対抗かくし芸大会」で振り付けを担当した際のことを語り始めた。

 担当したのは伊武雅刀や西田敏行が出演した学園モノのドラマ班だったそうで、池田は「僕もビビりながらリハーサル室に行って。そしたら先生(役)で桃井かおりさんがいたんですよ。すごいオーラがあるじゃないですか。それで秋野暢子さんもいたんですよ」と回想した。

 秋野はダンスをすることに乗り気で「池田先生、私こんな感じでジャズダンス入れて踊りたいの」と自ら提案。それに池田は「いいじゃないですか」「うまいですね、かっこいいですよ」などとおだてて対応していたが、それに桃井が激しく対抗心を燃やしたという。

桃井かおり(2013年)
桃井かおり(2013年)

 池田は「桃井さんが『ねえ先生、私はどうしたらいいの?』みたいな。もう(圧が)すごいわけですよ。全身の血が3分の2ぐらいなくなってましたね。もう多分真っ青だったと思う。『あの…桃井さんはクラシックバレエの素養がありますので、バレエを入れた感じで』って言ったら、『あら、いいわね。よろしくね、先生』とか言うわけですよ」と現場の緊迫感を再現した。

 池田がビビりながらリハーサル室にいると、桃井はADに「ちょっと音出しなさいよ」「やるから、練習するから」「何やってんのよ」などと指示を出した。ところが当時、音源はカセットテープだったが、ADがテンパってしまったのか、まったく音が出なかったという。

「そしたら桃井さんがドスの効いた声で『何やってんのよ、〇すわよ!』って言ったんですよ。それ聞いて本当に〇されるんだと思って…。僕もちゃんとした振り付けを桃井さんに気に入ったものをつけないと。東京湾でもう自分が浮かんでるような絵が浮かんで、いやもうビビりましたよ」(池田)。

 それに爆笑の関根勤が「で、やってくれた?」と尋ねると、池田は「やってくれました。で、気に入ってくれました。ちょっとずつ血が戻ってきました」と胸をなでおろしていた。

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