エンゼルスの大谷翔平投手(28)の「ファ×ク」発言連発に全米の野球ファンが騒然だ。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は12日(日本時間13日)に「大谷翔平、フィル・クッズィー審判の怪しい判定にF爆弾を投下しているのを目撃される」と題し、10日(同11日)に本拠地アナハイムで行われたマリナーズ戦の5回二死二、三塁の場面で打席に立った大谷を見舞った“誤審”騒動を検証した。同電子版が紹介したツイッターの動画で口の動きを見ると「ファ×ク」と2度言い放っているように見える――。

 問題のシーンは10日(同11日)のマリナーズ戦の2―5の5回二死二、三塁だった。3回に続く2打席連続で本塁打を放てば同点、適時打なら1点差に詰め寄る勝敗を左右する大事な場面だ。

 マリナーズはあと一死でプロ初勝利の権利を手にする先発の新人右腕ウーから2番手の左腕スパイアーに交代。フルカウントからファウル2球で粘った8球目、外角低めのスライダーを自信を持って見送った。満塁で次打者はトラウト、チャンス拡大だ…。しかし、クッズィー球審はストライクのコール。一塁に歩きかけていた大谷は「ノー」「ノー」と異を唱えた。首を振って不満そうな表情だ。ベンチに戻るとネビン監督とともに厳しい視線を送り、抗議するようなそぶりを見せた。

 大谷がベンチで怒り続けること自体、珍しいが今回はそれで終わらなかった。手袋を片付けながらグラウンドに視線を送って怒り爆発。口の動きは「ファ×ク」に見えた。さらにクラブハウスに戻る際にも再び、「ファ×ク」と見える口の動きで吐き捨てたのだ。

 同電子版は「大谷翔平が球場でイライラしているように見えることはあまりない。二刀流にエンゼルスのスーパースターはその輝かしいプレーと明るい態度で知られている。だからこそ土曜の夜にクッズィー球審から疑わしい判定を受けて彼がF爆弾を叫んだかのように見えたのは驚きだった」と伝えた。「判定後すぐにクッズィーに首を振り、ダッグアウトとクラブハウスに向かう途中の唇の動きから何度も『f―k』と叫んでいるのが見て取れる」と報じた。ニューヨークメディアが驚くほど大谷のイメージとは真逆だったのだ。

 実際、その場面を紹介したツイッターの動画や試合動画の一部には音声こそないが、大谷が確かに英語でFワードを連発している様子が見てとれ、中継局のアナウンサーが「ショウヘイがここまで感情を表に出すのは珍しいこと」と伝えている場面もある。

 その後、ネビン監督はグラウンドに出て、球審に詰め寄り猛抗議。退場処分を受けた。指揮官は会見で「自分の位置からは投球の位置が見えないから、選手の反応に応じているが、私はショウヘイからあのような感情をほとんど見たことがない。自分のコーチや選手に退場してほしくないから、自分が責任を取る」と経緯を説明した。

 ファンは珍しい大谷の一面に「わあ、本当に言っている」「間違いない」「良かった、彼はロボットじゃなかった」などのコメントを寄せている。グラウンドに落ちているごみを拾い、相手チームの選手を気遣うなど“優等生”が見せた意外な姿。怒りむき出しの表情も魅力的だ。

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