卓球の世界選手権団体戦(韓国・釜山)で、銀メダルに貢献した早田ひな(日本生命)の人気が、中国でも高まっている。

 決勝で日本は2―3で中国に敗れたが、早田は第2試合で激戦の末、陳夢に勝つなど日本のエースとして存在感を発揮した。中国でも強烈な印象を残したようで、「網易」はプレー以外にも注目。早田が会場外で笑顔でおどけながら走る様子などを取り上げながら「早田がかわいい動きを見せた」と、可憐さを紹介した。

 同メディアは「日本の女子卓球界は、福原愛と石川佳純の後、2000年生まれの早田、平野美宇、伊藤美誠のミレニアム三姉妹が登場した。最初に平野が台頭し、伊藤は東京五輪混合ダブルスで金メダルを獲得。一方で当時の早田ひなは、石川佳純と同じように美しいということで知られていたが、まだ無名の脇役だった」とこれまでについて記述。

「しかし、ここ数年で早田はあらゆる面で限界を突破し、輝き始めた。徐々に日本の女子シングルスの顔となり、世界ランキングで日本のトップに上りつめた」と、早田の奮闘を紹介した。

 またポータルサイトの「百度」は「石川佳純を追い越す日本の卓球美女は早田ひなに違いない」とのコラムを掲載。

「福原愛から石川佳純、平野美宇から伊藤美誠まで、日本のトップ選手は卓球代表の主力選手たちを何度も破ってきた。しかし、今では日本女子チームは非常に強い。そしてそのトップは早田ひなだ」と紹介。

「早田は、確かな基礎技術、激しいバックハンド、強力な攻撃力と守備力、そして大きな守備を備えている。団体戦決勝でも陳を破った。その強さはやがて中国代表の1番のライバルとなることは間違いなく、シングルスの世界選手権で優勝することも夢ではない」と実力を称賛した。

 その上で「さらに早田ひなは日本の美人卓球スターと言える。日本の多くの大企業が彼女を自社の広告として起用。性格も明るく屈託のない性格で、世界チャンピオンになるための素地も整っている」とたたえた。

 この記事に対し、「早田は技術が高く、実力がある」「早田は性格がよい」「早田ひなちゃんの躍動感と可憐さが印象的。日本女子卓球の未来が期待できる」と、中国ファンからも声援のコメントが相次いでいる。

 ライバル国にもファンを増やしているようだ。