音楽ユニット「YOASOBI」メンバーの幾田りらと、〝あのちゃん〟ことあのが18日、都内で行われたアニメ映画「デッドデッドデーモンズ デデデデデストラクション」高校生限定試写会に登壇した。

 浅野いにお氏が描いた同名漫画を原作に、巨大な母艦が浮かぶ東京で過ごす女子高生2人の青春を描く。主人公となる女子高生の小山門出を幾田が、中川凰蘭をあのが演じる。

 あのと幾田が登場すると劇場に招待された高校生から大きな歓声が上がった。しかし、2人が話し始めると話を聞き入り会場が静まり返ると、幾田は「先生になったみたい(笑い)」とほほ笑んだ。

 イベントでは高校生の〝お悩み相談〟コーナーも設けられた。志望大学に落ちたという高校生が「人生に行き詰まったらどうすればいい?」と相談すると、あのは「落ちてここに来られる行動力あるなら何でもできる!」、幾田は「予備校に行くくらい踏ん張る力があるから何でもできる!」とほほ笑みかけた。

 大舞台で活躍する2人は「緊張しないコツ」を聞かれると、幾田は「緊張めちゃくちゃする!」と正直に返答。それでも「緊張と向き合うために、ライブの前に1回瞑想する時間、自分と向き合う1人きりの時間を作って、自分がMCで話したいことをまとめて口に出す練習をしたりとか。そうやって自分と向き合う時間を作ってあげると、落ち着いて『ヨシ! 頑張るぞ!』ってステージに上がれるので、良かったらやってみて」とアドバイスした。

 あのも「人前でしゃべるのが苦手。震えちゃう」としながらも「それがダメだと自分で思ってない。治す必要はないんじゃないかなと思う」と言い切る。さらに「ぼくも1人の時間をライブ前に必ず取ってもらってて。ステージに立つ人としての、向上心とか意識を高めていく、充電するみたいにためてステージに出る」と、緊張を乗り越える〝共通の方法〟を明かした。