日本テレビ系の情報番組「ミヤネ屋」が28日、ダウンタウンの松本人志と文藝春秋の訴訟を特集した。

「ミヤネ屋」はこの報道に時間を割き、力を入れて放送しているが、一部では文春の記事ばかりをなぞって伝える〝偏向報道〟がみられ、松本を擁護するセクシー女優・霜月るなの意見を紹介しないなどと報じられた。

 だがこの日は、霜月が今月3日にX(旧ツイッター)で文春の記事内容について「嘘です」と反論したことなどを紹介した。松本らが2016年、大阪のホテルで開いた飲み会に霜月は参加。この飲み会についても文春で今年2月に報じられ、霜月はXでその記事内容について事実誤認があると主張し、「ミヤネ屋」がこれを紹介したわけだ。

 霜月のXでの主張は今回の訴訟に影響はあるのか? スタジオ出演した亀井正貴弁護士は、霜月が「(文春は)取材がずさんではなかったか?と言わんとしていると思う」と指摘。ただ、「本体(訴訟)には影響は及ぼさない」と続けた。

 元テレビ朝日アナウンサーの西脇亨輔弁護士も、亀井弁護士の指摘に同調。松本が提訴したのは文春のA子さん、B子さんが参加した飲み会で、霜月が参加した飲み会はこれとは別であるとした。

 その上で「A子さん、B子さんが(松本から)何をされたのかが(訴訟の上で)すべてのポイント。周辺事情は(訴訟から)遠ざかる」と話し、霜月の主張は「本論(訴訟)から遠すぎるイメージがある」と解説した。