カブスの本拠地リグリー・フィールドでブーイングを受けたドジャース・大谷翔平(29)がはるか西のアナハイムでも〝遠隔ブーイング〟を浴びた。

 5日(日本時間6日)のカブス戦に「2番・DH」で出場した大谷は5回に2号2ランを放つなど絶好調。いよいよ本塁打量産体制に入った。

 とはいえカブスファンからは大谷が打席に入るたびに容赦ないブーイングが飛んだ。強打者に対するリスペクトの意味も込めてのものだが、シカゴから南西に約2800キロ離れた大谷の古巣アナハイムにあるエンゼルスタジアムでもブーイングが沸き起こった。

 レッドソックス戦が行われたこの日、ビジョンではエンゼルスに過去に在籍したスターの映像が流されたが、大谷が登場すると場内は大ブーイングに包まれた。地元紙「LAタイムズ」のビル・ジェイキン記者は自身のX(旧ツイッター)に「かなりの数のファンからブーイングが起こった」と記した。

 エンゼルスファンからすれば「オラがチーム」のスターが10年7億ドル(約1015億円)の大金で隣町ロサンゼルスのドジャースに移籍。普段からライバル意識を燃やす相手への〝寝返り〟にその傷心は想像に難くない。

 エンゼルスファンが大谷移籍ショックから立ち直るにはまだまだ時間が必要なようだ。

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