GLEATの「LIDET UWF Ver.4」(17日、新宿フェイス)で、鈴木みのる(55)と〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンが世界一面倒な同級生タッグを結成。やりたい放題…かと思いきや、対戦相手の藤原喜明組長にそれ以上の大暴れを許した。

 みのるは、UWFを意識してか桜庭和志のコスチュームに身を包んで登場したカシンとゴング前にどちらが先発するかでもめるなどして、藤原組長&カズ・ハヤシをうんざりさせる。しかしその傍若無人さが、〝テロリスト〟藤原組長の荒々しさを呼び起こす。禁止されている指をつかんでの攻撃や頭突きを繰り出すなどで、弟子のみのるは悲鳴を上げさせられた。だがみのるも黙っていない。今度はコーナーに控えている間にタッチロープをほどき、こっそり隠し持つ。交代するとこれでカズの首を絞めるなどして、堪忍袋の緒が切れた和田良覚レフェリーから両軍にイエローカードが提示された。

 その後、みのるとカシンは藤原組長にアキレス腱固めを仕掛けるもカウンターで足を取られエスケープを余儀なくされるなど苦戦する。するとカシンが藤原組長を巧みに挑発し、UWFルールなのに場外戦に引きつけることに成功。その間にみのるがカズを逆片エビ固めで捕獲してギブアップを奪い勝利した。

 本領を発揮した?世界一面倒な同級生タッグの次にも期待したいところだ。